【イベントレポート】「GOOD LIFE フェア 2022」に参加してきました!
2022年9月23日〜9月25日に東京ビッグサイトで開催された「GOOD LIFEフェア2022」に行ってきました!
約200社・団体の284ブースが出展。
来場者数は3日間で合計18,948名と、たくさんの方が来場されていて、大盛況!
今回、GREEN NOTE(グリーンノート)編集部は、23日にイベントにお邪魔してきました!
その様子をレポートします!
4つのエリアで知る、体験、楽しむ参加型フェスティバル
GOOD LIFE フェア2022は、「明日(ミライ)のために、今日(イマ)からグッドライフ」をコンセプトに、様々なモノ・コト・トキを通じて、SDGsを知り、体験し、楽しむ参加型フェスティバルです。
23日にステージで行なわれていたトークイベント、そして出展ブース6つをご紹介します。
会場入口では、子どもたちが描いた絵をペイント中
イベント会場の入口では、来場の子どもたちが描いた絵を、デザイナーのYORIKOさんがペイントしている最中でした!
世代や属性、障害の有無などを超えてものづくりを共に行う、協働型のデザイン・アートプロジェクトを実施する会社「株式会社ニューモア」の代表取締役 / コミュニケーションデザイナー 。
福祉施設に通う人々を「イラストレーター」に迎え、協働するデザインチーム「想造楽工」を行っています。
参照:https://sozogakko.com
トークイベント「さかなクンと考える ミライにむけた海とおさかなの話」
さかなクンさん(以下さかなクン)と一緒に、“海の豊かさ”を考えるトークイベントに参加してきました!
SDGsの観点から海洋問題について積極的に意見や情報等を発信しているさかなクンならではのコメントや、南極・北極の気候変動について朝日新聞社の中山さんがトークされていました。
また、さかなクンが、お魚のイラストを描きながら生態を解説するコーナーもあり、子どもから大人まで勉強になる楽しいトークイベントでした!
・さかなクン
東京海洋大学客員教授・中山由美
朝日新聞社会部、南極・北極専門記者
ブース紹介
284あるブースの中から、取材にご協力いただいた6社をご紹介します!
SDBs(持続可能なビーズクッション)「ハナロロ」
ハナロロを展開する有限会社タキコウは、今年50周年を迎える、愛知県岡崎市の縫製会社でビーズクッションのトップメーカーです。
ビーズクッションはヘタりが早く、すぐに使えなくなる点に目をつけ、タキコウでは、クッションがヘタってきたら補充ができるビーズを開発!
長く使えるようなクッションを産み出しただけでなく、ヘタったビーズを家庭から無料で回収し、サーフボードや植木鉢(グリーンポット)にアップサイクルもしています。
アパレルブランドの”beautiful people”とコラボしたアイテムはパリコレでも取り上げられています!
公式ページ:https://hanalolo.com/
自然に還る天然素材の歯ブラシ「Nhes.」
「Nhes.」持ち手の部分はブナの木の端材、ブラシの毛は副産物の馬や豚の毛を使い、日本製で100% プラスチックフリーの歯ブラシ。
オイルフィニッシュに荏胡麻油を採用し、すべてが天然素材でつくることにこだわった商品です。
歯ブラシ=使い捨てという概念を払拭するため、薬品を使わずに殺菌、洗浄などのメンテナンスサービスを開始しました!
パッケージも、紙やガラス瓶を使い、エコかつアフターユースに使えるアイディアもいいなと思いました!
公式ページ:https://nhes8739.base.shop/
太陽光で充電可能なランタン「CARRY THE SUN」
ランドポート株式会社では、太陽光で充電、電池不要、オリガミのように折り畳んだ状態からベルトを引っ張るだけで使えるランタン「CARRY THE SUN」を展開しています。
防水で、広く明るく最長72時間点灯するので、キャンプや災害時にも使える優れモノ。
使い終わった商品をランドポートに送り返すとプレゼントがもらえ、回収されたランタンはアップサイクルがされます。
公式オンラインストアで購入すると、買った数だけランタンが世界中で明かりが無くて困っている人々へ寄付されるBuy One Give Oneプログラムを実施。
購入時/使用時/使用後の3つの段階で環境問題・社会課題へ貢献ができる仕組みになっています。
公式ページ:https://carrythesun.jp/
洗濯の常識を覆す、驚きのアイテム「洗たくマグちゃん」
「洗たくマグちゃん」を展開する宮本製作所は、もともと金属加工メーカー。
雨水が留まった鉄くずなどの廃材容器の中で、マグネシウムの入ったものだけがボウフラもおらず、作業員がその水で手を洗うと油汚れが良く取れることを発見。
2013年に商品化された「洗たくマグちゃん」は、輸出ブランド名「Terra Wash」で17年のフランス最大のオーガニック展示会“NATEXPO”で金賞を受賞されたとのこと。
「洗たくマグちゃん」は、マグネシウムが水と反応し水素を発生させ弱アルカリ性の水に変えることで、汗や皮脂汚れはもちろん、ラー油、ソース、醤油等の食品汚れを液体洗剤と同等レベルで洗浄でき、匂いの除去(消臭)にも高い効果も!
2019年、20年には東急ハンズ全店で最も売れたヒット商品となり、20年からは一部店舗で使用済み商品を回収し、農業用に土壌改良剤としてアップサイクルしています!
また、B2B向けの商品として、コインランドリーに給水する水をマグネシウムを用いて瞬時に弱アルカリ水に改質する装置も開発済みで、すでに国内35店舗で展開されているとのこと。
さらに、その洗濯排水が 農業の肥料になることを発見し世界10か国で特許取得が認められています。
公式ページ:https://magchan.com/
“楽しくなければ靴じゃない”サステナブルスニーカー「NATURE JOY」
株式会社ローウェルジャパンは、長年靴づくりに携わってきたメーカー。
“楽しくなければ靴じゃない”と語る代表の徳原さんは、靴として履きやすく、楽しいものを失わず、かつサステナブルな靴を開発。
色とりどりな靴のソールには、回収原料が練りこまれており、生地はオーガニックコットンやリサイクルポリエステルが使われ、8割近くが再生材とのこと。
完全受注生産で廃棄される靴を無くし、サステナブルであることで高くしたくない!との思いから、値段も他の商品と変わらない様に努力をされたそうです!
公式ページ:https://naturejoy-shoes.com/
お肌にも環境にも優しい洗剤「GURIPON」
もともと廃棄物処理の会社だったケイナンクリーン株式会社では、家庭から出る廃油から作るバイオディーゼル燃料をゴミ収集運搬車などで使っていました。
CO2ゼロの燃料で脱炭素の観点から環境にいいものですが、生成時の副産物である”グリセリン”は有効利用が難しく、これまで焼却処分がされて、ここでCO2を排出してしまっていたそうです。
ケイナンクリーンでは研究開発を重ね、グリセリンを主原料とする植物系天然アルカリ洗剤「GURIPON」を開発し、再資源化に成功!
一般的にキッチンなどでの環境では、アルカリ洗剤は中性洗剤が多いですが、GURIPONは中性洗剤に配合されている合成界面活性剤不使用、化学物質を一切使っておらず、環境に優しいのが特徴です!
公式ページ:https://www.guripon.jp/
GOOD LIFE フェア2022について
様々なモノ・コト・トキを通じて、SDGsを知り、体験し、楽しむ参加型フェスティバル。
■名称
GOOD LIFE フェア 2022
■主催
朝日新聞社
■企画協力
ウーマンズ
■会期
2022年9月23日(金・祝)~25日(日)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
■会場
東京ビッグサイト 東3ホール
■公式サイト
https://goodlife-fair.jp/
まとめ
今回はGOOD LIFE フェア2022に参加し、トークイベントや出展されていたブースをレポートしました。
GREEN NOTE編集部では、今後も商品・サービス紹介やイベントレポート記事をアップしていきます!
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