世界的書家 金澤翔子さんが東京タワー文化大使に就任
2022年10月18日東京タワーにて、ダウン症の書家として世界の舞台で活躍される、金澤 翔子さんの開業以来初の文化大使就任式が行われました。
金澤さんは、20歳で初の個展を開催してから、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字や東京2020公式アートポスターを手掛け、ニューヨーク、チェコ、シンガポール、ブラジル、ロシアなど海外でも個展を開催。
東日本大震災後に発表した自身代表作”共に生きる”を合言葉に、全国の被災地への応援や障碍者支援など、共生社会実現に向けた活動にも継続的に取り組み、紺綬褒章を受章。
国連本部国際会議では日本代表としてスピーチもされています。
東京タワーは “多様性を尊重した、人と人が繋がる場所”へ
株式会社TOKYO TOWERの前田社長は、
「金澤さんとの出会いは昨年11月の個展、”共に生きる”からです。(コロナ化を経て) 人々が戻ってくるようになってきました。世界中から様々な人種、言語の、多くの人々が集まる東京タワーは、多様性尊重し、人と人が繋がる場所にしていきたいです。」と発言されていました。
就任式では、記念揮毫を披露、“東京タワーであいましょう”の文字を書かれました。
書家としての師匠でもある母、金澤泰子さんは、
「かつて東京タワーの建設前、ここは能楽堂があった日本の文化発祥の地。ここがまた文化発祥の地となっていくのかなと思い、娘が初代文化大使となったことを誇りに思います。」
と述べられました。
最後に金澤翔子さんは、「”東京タワーであいましょう”の文字を元気とハッピーと感動を込めて書きました、本当にありがとうございました。」と式を締めくくりました。
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