人や環境への配慮を軸としたタレント紗栄子さんのSDGs活動とは?
10代からモデルやタレント、女優など様々な芸能活動をされてきた紗栄子さんは、2010年から復興支援の活動などに取り組まれています。
2019年には、一般社団法人Think The DAY を立ち上げるなど、芸能活動だけでなく女性起業家としても注目されており、2020年には所属事務所だったエイベックス・マネジメントとの契約を終了し、個人事務所で活躍されるようになりました。
個人事務所での活動を公表した際は、これまでの活動に加えてSDGsへの取り組みや社会貢献活動もより積極的に行いたいと述べていた紗栄子さんですが、実際にどのような活動をされているのか気になりますね。
この記事では、紗栄子さんのSDGs活動についてまとめています。
紗栄子さんのSDGs活動とは?
出典元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000083642.html
紗栄子さんは、ご自身のSDGs活動についてイベント参加の際も話されていて、事業活動だけでなく、日々の生活の中でもSDGsを意識した暮らしをされていることが分かります。
日々の生活の中では、ゴミの仕分けを行うこと、プラスチック製品はリサイクルに出すこと、プラスチックパックの有料化に伴い、タンプラーを活用したり、ステンレスストローやカトラリーを持参したりと、環境への配慮を意識されているということでした。
細かなことを積み重ねることがSDGs活動を続けていくためには必要だということが分かります。
また、ただこのような活動をするのではなく、その中に楽しみも見つけながら続けられているのが紗栄子さんの素敵なところではないでしょうか。
経営者としてのSDGs活動としては商品開発の際に、フェアトレードに則ったものをつくるようにされていたり、梱包資材はエコ素材を使うようにするなどされているということでした。
これらも大きな活動ではありませんが、継続すれば大きなことになるということで、続けているそうです。
また、レストラン事業では、生ごみをコンポストして肥料として使う、保護馬の堆肥を肥料として使うというようなことも行われていて、レストランで提供されている食材のために活かす「循環型農業」にも取り組まれています。
紗栄子さんは、SDGsの取り組みは、企業にとってマストだと述べられていて、オプションとして取り組むのではなく企業努力していかなければならないとされています。
そして企業努力を受け取り、消費者としてそのような商品を選んでいくということもしていきたいと想いを語られていました。
未来の子供たちのためにも、綺麗な地球を残したい、限られた資源を残したいという気持ちで、日々活動に取り組まれていることが分かります。
紗栄子さんがSDGsの活動を始めたきっかけ
紗栄子さんは、以前から支援活動等をされていたので、SDGsの活動も、SDGsが話題になる前からされていたということが分かります
きっかけとなった出来事は、紗栄子さんの地元である宮崎で口蹄疫の被害が出たことだそうです。
大切な地元の方々や家畜が傷つく姿を見ると心が痛む、なにかしたいという想いで、最初は義援金で支援をされたそうです。
災害が起こると、金銭的な支援をされていた紗栄子さんですが、だんだんとお金だけの支援にモヤモヤを感じるようになったとおっしゃられています。
そして、お金の支援ではなく、現地にボラティアに行こうと行動を起こされました。
そのような支援活動を通して、多くの人との出会いがあり、一度出会った人とはSNSでつながっていることから、さらに支援の輪を広げていくということを行っています。
支援をしたいと考えている人や企業と被災地をつなぐ取り組みも行われているのです。
ただ、被災地や避難所にボランティアに行くことで、新たな課題も見つかっているということで、そのようなことから2019年10月に一般社団法人Think The DAYを立ち上げられています。
Think The DAYでは予防支援の観点からオリジナルの防災対策キットの販売や、法人向けの防災グッズの販売などもされていて、それらの売上はすべて支援活動に充てられています。
予算や地域性に合わせた防災グッズの提案ができる防災士の資格をもつスタッフもいるということで、ただ防災グッズを売るだけではなく、必要なものを届けることができるようにと取り組まれていることが分かります。
防災セットは美味しさにこだわった非常食や、感染対策に効果的な除菌具グッズ、気持ちを和らげてくれるメンタルケアアイテムなどが入っていて、被災地を訪れて感じたことから、防災セットの内容も考えられているのではないかと感じられました。
また、簡易防災セットと呼ばれる、かばんに入れて持ち運びできる小さなものも販売されていて、いつどこで災害が起こるか分からないというようなことも想定されているので、これらは一つ持っていれば安心なのではないかと感じました。
大切な人への贈り物としても購入されている人もいるそうです。
紗栄子さんはこの法人を通して支援活動の輪を広げたい、もっと現状を知ってもらいたいという想いがあり活動をされています。
紗栄子さんはご自身が支援活動をしてきた中で、様々なことを感じていて、支援の輪を広げられているのです。
災害が発生する前、ゼロの備えに重きを置いて、災害が発生したその日から行動することを目指した予防支援団体と位置付けられています。
支援活動費のための寄付も募っていて1日10円から寄付ができるので、この活動に参加することでも、SDGsの取り組みにつながると言えるでしょう。
紗栄子さんは、この活動を行えるのは自分を応援してくれる人がいるからとおっしゃられていて、活動を通して応援してくれる人々への恩返しもしていきたいそうです。
紗栄子さんが思うSDGsの目標
出典元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000083642.html
紗栄子さんは様々な活動をされていますが、SDGsは他人ごとではなく自分ごとにすることが大事とおっしゃっています。
自分ひとりだけでは成果が出ているのかどうかも実感しにくいものですが、みんながやっているひとりひとりが少しずつ取り組んでいるということで、大きな成果が出せるのです。
自分が取り組んでいることをSNSで発信し、それに共感してくれた人が実践してくれれば、さらに大きな成果が出るということでSNSの発信も多くされています。
また、新型コロナのこともあり生きていくのが大変と感じることが増えているとも述べられていて、チャリティTシャツと布マスクの利益を医療物資に変えて医療機関への支援も行われたそうです。
自分の存在は誰かのためになっているのか…など、自己肯定感が得にくい時代に自分のことを愛する力を育めるような社会になって欲しいと願われていて、そのためにも自分ができる社会貢献を行うことは、自分のことを愛することにつながるとおっしゃられています。
自分が幸せになることの先に、「誰か」や「動物」の支援もあるのではないかということなので、まずは自分が幸せになれるように取り組むことも、社会貢献のためには大事だと言えるでしょう。
新型コロナでは、多くの誹謗中傷もありました。このようなことで心を痛めた方に対しての想いも紗栄子さんは語られています。
こういったことがなくなり、すべての人が笑顔で幸せに暮らせるようにと願われているのです。
紗栄子さん自身も、誰かのためになれたということで自己肯定感につなげることができたとされていて、それによりボランティア活動を続けられているそうです。
そして、これからの目標として人への支援だけでなく、ファーム事業を通して、引退した競走馬や競技馬のセカンドライフの支援もしていきたいと述べられていました。
紗栄子さんのSDGs活動まとめ
紗栄子さんは、様々なSDGs活動をされていることが分かります。
そしてそれらの活動を通して沢山の人に笑顔を届けてくれているので、今後もどのような活動をされるのか目が離せませんね。
紗栄子さんはSDGsに関して、自分に合う取り組みを行っていくことが大事とされています。
これは自分の身近にある問題や自分に合う方法でなければ、なかなかやろうと行動を起こせなかったり、始めても続けられなかったりするからではないでしょうか。
紗栄子さんにとっては、ご自身がされている活動が身近なことであり、続けられることだったということでしょう。
そして、事業活動を行う中で新たな課題が見つかり、またそれに取り組まれているということなので、これからも支援の輪を広げてくれるのではないでしょうか。
SNSを通してつながりの輪を広げやすくなっている現代社会において、一人ひとりの取り組みがより発信しやすくなっているので、個人が発信していくことでも大きなことに繋げていけると言えます。
紗栄子さんはSDGsのイベントにも参加されていて、イベントでもこれからの活動などについて述べられています。
芸能活動も続けながら起業家としても活躍されていくようなので、どちらの活動も応援したいですね。
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