【City-Tech.Tokyo】海外のサステナブルスタートアップ企業をご紹介
2023年2月27日・28日に東京国際フォーラムにて「City-Tech.Tokyo」が開催されました。
City-Tech.Tokyoは、スタートアップとのオープンイノベーションを通じて、持続可能な都市を実現するための、世界最大規模のシティテックイベントです。
国内外からの参加者が集い、多様なアイデアとテクノロジーによる、セミナー・展示・商談会などがリアルとオンラインのハイブリット開催。
今回はイベントに出展していた企業をピックアップしてご紹介します。
PT Mall Sampah Indonesia|インドネシア
PT Mall Sampahはインドネシアのスタートアップ企業で、企業等に属さないゴミ収集作業者(informal waste collector)向けにアプリを提供しています。
海洋プラスチックなどのプラごみ問題が深刻なインドネシアでは、このアプリを使用することで、作業者は拾ったプラスチックごみの重量を記録することができ、その重量に応じてインセンティブを得ることができます。
一方で、企業はプラスチックゼロ実現の手段としてプラスチッククレジットの活用を開始しています。
作業者によって回収されたプラスチックは、このサービス上でクレジットとして記録されます。
そして、同社はこのクレジットを販売することで収益を上げることができます。
プラごみの削減を実現するとともに、ゴミ収集作業者と企業の両方がベネフィットを得られる三方良しのビジネスモデルです。
現在、このサービスはインドネシアのみで展開されていますが、より広い地域での問題解決が期待できます。
DIMUTO|シンガポール
DIMUTOは、シンガポールのスタートアップ企業で、世界の農産物取引におけるトレーサビリティの見える化ソリューションを提供しています。
このソリューションにより、適正価格で販売を希望する生産者と、食の安全性を訴求して農作物を高く売りたい卸や小売業者の両方の問題を同時に解決することができます。
トレーサビリティの担保により、産地情報や品質情報を付加価値として商品に付けることができ、生産者の収入増につながります。
また、産地偽装のトラブルを防ぐことにより、より安全な食品が最終消費者に届くことになります。
DIMUTOのソリューションは、生産者、卸や小売業者、そして消費者にとって、大きな利益をもたらす画期的なものであり、世界の農産物取引の持続可能性の向上に貢献しています。
公式HP:https://dimuto.io/
City-Tech.Tokyoについて
City-Tech.Tokyoは、スタートアップとのオープンイノベーションを通じて、持続可能な都市を実現するための、世界最大規模のシティテックイベントです。
都市課題を乗り越え、新たな都市像を創り出すための多彩なアイデアやテクノロジーについて、国内外からの参加者により、セミナー、展示、商談会などが展開されます。
まとめ
今回はCity-Tech.Tokyoの、海外のサステナブルスタートアップ企業を紹介しました。
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