エシカルライフ

野口絵子さん1日先生体験@パイオニアキッズ| 子どもたちと一緒に学ぶ自然との関わり

東京都調布市と狛江市に拠点を置く「パイオニアキッズ」は、ニュージーランドをはじめとする海外の教育の考えや方法を取り入れている保育園です。

そんなパイオニアキッズ菊野台園に野口絵子さんが訪問!

野口絵子さんがパイオニアキッズの先生となり、子どもたちや先生たちと交流し、パイオニアキッズの保育スタイルを体験してきました。

先生体験をした「野口絵子さん」について

登山家・野口健の長女。9歳で父と共に八ヶ岳にて雪山登山デビュー。中学3年生(14歳)で初ヒマラヤを経験、15歳でキリマンジャロに登頂。自然としてのヒマラヤだけでなく、 そこに住む人々の暮らしや文化、ヒマラヤの民であるシェルパ族の社会が抱える様々な問題に興味・関心が広がる。また、野口健が行なってきた富士山清掃活動や、災害支援活動にも積極的に参加。2019年からニュージーランドの全寮制の高校へ入学。近年は登山だけではなく、メディアでの活動も広がっている。
野口絵子オフィシャルサイト:https://www.noguchi-eko.com/

パイオニアキッズとは?

東京都調布市と狛江市エリアに7カ所の拠点を置く保育園「パイオニアキッズ」は、ニュージーランドの教育方針「テ・ファリキ」を保育に取り入れています。

「テ・ファリキ」とは、家族と地域社会を含むさまざまな人との関わりから子どもが自分で考え、行動するプロセスの中で学びを得るという視点があります。

答えのある知識を学ぶ(課題解決)のではなく、そもそも何が問題か?という疑問から、「学び方(プロセス)」を学習(問題発見→課題解決)していく保育方法を取り入れているパイオニアキッズでは、園内には子どもたちの調べた掲示物が貼られています。

下記記事では、パイオニアキッズの教育で大切にされていることやきっかけを紹介しています。

関連記事:子どもの自主性を育む「パイオニアキッズ」の最先端保育とは?

野口絵子さんがパイオニアキッズ菊野台園を訪問

先生体験は午後からスタートしました。

当日のスケジュールはこちら。

13:00 子どもたちとご挨拶
13:10 子どもたちと山についての事前学習
13:40 近くの野川へお出かけ
15:15 園に戻りサークルタイム(気が付いたことなどをみんなで共有)
15:50 終わりのご挨拶

ご挨拶からスタート

野口絵子さんと年長さん・年中さん、合わせて26名がご対面。

「お山に詳しいお姉さん」のスペシャルゲストがくると聞いていた子どもたちは、少しの緊張と楽しみな表情でした。

パイオニアキッズでは、子どもたちは先生のことをニックネームで呼んでいるので、野口絵子さんのニックネームは「ecoちゃん」に決定!

野口絵子さんの登山の体験

野口絵子さんが実際にエベレストなどの登山をしている様子の写真を見せながら子どもたちにクイズをだしたり、子どもたちの元気な声が飛び交っていました。

日本で一番高い山の富士山の高さとエベレストの高さ、そして子どもたちが登る予定の高尾山は何個分?というお話や、

登山するときに気を付けないといけないこと、山の上で生活している人たちの様子など、子どもたちがキラキラした目で楽しそうに話を聞いていました。

近くの野川へおでかけ

パイオニアキッズでは、ニュージーランドの「テ・ファリキ」の中でも重要な要素となっている「探索」を自然とのふれあいの中で実践しています。

今回は近くの野川の上流から下流に向かってお散歩しました。

自然のあるところへ入っていくときはみんなで「おじゃまします。」とご挨拶、お花や草を取るときは「いただきます。」と言ってから取っている姿が印象的でした。

草木や花、動物が作ったかもしれない穴を観察したり、、、

道中で見つけたカエルの卵や鳥たちなど、さまざまな発見もありました。

鳥の名前、カモのオスとメスの見分け方など、子どもたちがいろいろなことを教えてくれました。

園に戻ってサークルタイム

園に戻り、円になってみんなで野川での出来事を発表する時間です。

「きいろいお花がさいてて、それは菜の花だからもうすぐ春がくるかもしれない」
「おおきなクローバーをみつけた」
「カエルの卵をみつけた」

など一人ひとりがどんなことに気が付いたのか、どんな植物を持って帰ってきたかなどを発表して、そのものについてみんなで発見を共有しました。

最後にみんなで記念撮影

楽しい時間はあっという間に過ぎ、お別れの時間。

みんなで記念撮影をしました。

野口絵子さんの先生体験を終えた感想

Q.本日の先生体験で印象に残ったことはどんなことでしたか?

子どもたちみんながいろんな言葉を知っていたり、知識が豊富なことに驚きました。

野川へのお出かけのときに、「上流」「下流」という難しい言葉を知っていたり、

子どもたちと会う前の私は、「登山の写真を見せながらクイズ形式にしたらみんなが喜んでくれるんだろうな、でも内容が難しすぎるかな」と思っていましたが、世界で一番高い山どこ?と質問した瞬間に子どもたちが「エベレスト!」と答えたことにびっくりしました。

自分でいろんなことに興味関心を持って、みんなと話し合いながら、考えて学んでいくスタイルがだからこそ、子どもたちの知識を広げてるんだろうなと感じました。

Q.パイオニアキッズの先生方について、印象に残ったことはありますか?

野川のおでかけで、先生たちが子どもたちと一緒に草木や動物の観察をしたり、園に戻ってきてからも「これは何のお花?」「黄色いお花は菜の花だね。」と先生たちも子どもの目線になって、一緒に物事を考えてる姿が印象に残りました。

一緒に学びながらという姿勢が、先生と子どもの距離感をぐっと縮めているんだなと感じました。

Q.ご自身のニュージーランドでの経験とリンクする部分はありましたか?

私がニュージーランドに留学中、ホストファミリーがよく幼稚園に連れて行ってくれました。

その時、子どもたちが何事にも全力で楽しんでる様子を見てきました。

またニュージーランドでは、小さい頃から毎年キャンプへ行くなどして、子どもたちに自然を体験させるということに積極的に取り組んでいました。

子どもたちと一緒に過ごして、みんないろんなことに興味深々で自然の体験の中でさまざまなことを学んでいる姿に、ニュージーランドでの経験とリンクしました。

また、自然の体験の中で、怪我をしてしまうなどのちょっとしたプチピンチみたいなのもを小さい頃から経験することによって、大人になったときにちょっとした困難や壁にぶつかったときに乗り越える力が身についてくるんだと思いました。

Q.パイオニアキッズの保育スタイルには、どんな魅力があると感じましたか?

子どもたちが自ら学んで、そのものについて伝える力が自然と身についていることが魅力だと感じました。

ニュージーランドの学校では、自分が何かを見つけたことを発表するような授業がたくさんありました。

当時周りにいる子たちは、自分の意見をしっかり持っていて、それを相手に伝えるのがすごく上手で、幼い頃から気づかないうちに少しずつ伝える力などが身についていました。

そのことから、大人になってからどうやって物事を伝えるのかを学ぶより、子どものうちからゆっくり時間をかけて伝え方を習得していくことで自分の強みになっていくと思います。

パイオニアキッズにいる子どもたちは、この保育スタイルの中で、これから将来どんどん自分の意見を上手く伝えていけるように成長していくことができるんだなと感じました。

まとめ&後日談

野口絵子さんのパイオニアキッズ先生体験で、子どもの自主性などの成長の可能性を広げる上で、人や自然などの関わりの中で興味関心のあるものを見つけ、知識と伝える力が身についていく保育スタイルを体験することができました。

野口絵子さんの登山のお話を聞いた子どもたちは後日、年長さんから年中さんへバトンタッチ登山として高尾山に上り、みんなで富士山を探しながらお弁当を食べたそうです。

そんなパイオニアキッズでは保育士さんを随時募集・採用をしています。

是非公式サイトにお問い合わせください。

提供:社会福祉法人 調布白雲福祉会

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