バーティ・グレゴリー氏が来日!ディズニー×ナショナル ジオグラフィックのラウンドテーブルに参加【イベントレポート】
ディズニーのブランドの一つである「ナショナル ジオグラフィック」。
ナショナル ジオグラフィックエクスプローラーのバーティ・グレゴリー氏が4/22のEarth Dayに合わせて来日しました!
今回のキャンペーンは、ディズニー社が取り組む「ディズニー・プラネット・ポッシブル」の活動の一環。
バーティ氏の他、リージョナルリーダー、コンテンツ&
地球の物語を変えるために行動を起こそう「ディズニー・プラネット・ポッシブル」
ディズニー・プラネット・ポッシブルとは、より明るく、より持続可能な未来のために何ができるかをテーマにしたディズニー社のグローバルな取り組みです。
クリーンエネルギーへの投資、使用量と廃棄物の削減、野生動物の保全、自然の魅力を伝える物語を作ることによって、私たちに何ができるかを想像すること、持続可能な未来の実現を目指しています。
参照:https://www.disney.co.jp/corporate/social-responsibility/planetpossible
今回のバーティ氏の来日では、このメディアラウンドテーブルの他、2023年4月22日(土) ~23日(日)にかけて、横浜 象の鼻テラス・象の鼻パークにて「海を学ぶ」ことができる2日間限定のイベント「アースデイ WITH ナショナル ジオグラフィック OCEANS TOMORROW」が開催されました。
アースデイ WITH ナショナル ジオグラフィック OCEANS TOMORROW公式サイト:https://natgeotv.jp/special-contents/earthday/
イベントの概要
日時:4月24日(月)
場所:ウォルト・ディズニー・ジャパン オフィス
主催者:ウォルト・ディズニー・ジャパン
オープニングセッションでは、リージョナルリーダー、コンテンツ&
1888年の創刊から続くナショナル ジオグラフィックは、世界で最も多く読まれている雑誌の一つ。
これまで雑誌として、報道写真として、数多くの世界的な賞を受賞し、歴史に残る記事や写真を世に出してきた権威です。
続いて、バーティ・グレゴリー氏の10年間の冒険と道のりについてのプレゼンテーションが行われました。
ナショナル ジオグラフィックで配信されている「バーティのハイテク・
出典:「バーティのハイテク・アドベンチャー」コピーライト:©2023 Disney
出典:「バーティのハイテク・アドベンチャー」コピーライト:©2023 Disney
イギリスのワイルドライフ フィルムメーカー。2014年にブリストル大学で動物学を学び、卒業後、ナショナル ジオグラフィック誌の写真家、スティーブ・ウィンター氏のアシスタントを開始。それ以来、ナショナル ジオグラフィックの6つのプロジェクト (「Leopards at the door」など) の制作と司会を務める。「Resurrection Island」は、ネイチャー映画のアカデミー賞に相当するJackson Wild Awards 2019で、最優秀テレビ番組司会賞を受賞。ナショナル ジオグラフィックのプロジェクトと並行して、BBCデイヴィッド・アッテンボロー・シリーズの撮影を行う。「Seven Worlds, One Planet」で、BAFTA (英国アカデミー賞) の最年少撮影賞受賞者の1人になる。ディズニープラスで「バーティ―のハイテク・アドベンチャー」配信中。
公式サイト:http://www.bertiegregory.com/
メディアラウンドテーブルにGREEN NOTEメンバーも参加
メディアラウンドテーブルに、バーティ・グレゴリー氏、マリア・チャン氏、そして他社メディアの方々とGREEN NOTE メンバーも参加させていただきました。
メディアラウンドテーブルで出たお話を一部抜粋・要約してご紹介します。
質問:世界中を旅している中で、南極で海洋プラスチックを目にしたなどのコメントがありましたが、ここ数年で、環境に関する変化について気になっている問題はなんですか?
バーティ氏のアンサー:
ただプラスチックだけに焦点を当て過ぎるのではなく、より大きな問題から目を背けてはいけない。
私たちは気候危機、地球規模の海と気温の上昇を目の当たりにしています。
以前は、季節的な出来事が規則的に起こったため、動物を撮影するのはずっと簡単でした。
しかし、気候変動は、すべてが規則正しくなくなることを意味し、それは、日々の仕事など経済的にも大きな影響を及ぼします。
つまり私たちは、人間として、何をするにも、環境に与える影響について考える必要があります。
自然界を大切にすることは、野生動物にとっても良いことですが、私たち人間にとっても非常に重要なことなのです。
質問:10年間自然の中で過ごし、見てきた中で、気候変動について最もインパクトがあったことはなんですか?
バーティ氏のアンサー:
現在、温暖化の影響で、セントローレンス湾の氷は年々少なくなっており、結果、
この影響で、アザラシが泳ぎを覚えるまでの期間はがどんどん短くなってしまっています。
私たちが滞在した年は、氷の量が異常に多い年でしたが、この10年間で10万頭の子アザラシが死んでしまいました。
気候変動の結果として私が見た中で最も衝撃的なことに間違いありません。
質問:プラネット・ポッシブルの話の中に、Connectという言葉が出てきたが、人間も生物多様性の中の一つである、ということを人々が体験していくために、どのような経験の提供が大切だと考えていますか?
バーティ氏のアンサー:
自然環境は、新鮮な空気、きれいな水、生産性の高い土壌など、私たちが当たり前のように享受している多くのものを提供してくれますが、私たちは時にそれを忘れてしまい、それが大きな問題を引き起こしている理由になっていると思います。
都会に住んでいると自然との繋がりが薄れ、忘れてしまいがちですが、都会にも草や木、動物がいます。都会にいても、これらの自然との繋がりを感じることがきっかけになると考えています。
マリア氏のアンサー:
例えば、今週末の横浜でのイベントのように、若い人たちがアートや音楽を通じて、気候変動問題を身近に感じられるような状況を作ることです。ワークショップでは、子供たちに紙芝居や、海洋プラスチックでのキーホルダー作りを通して、楽しく学びながら海の問題を体験しました。若い人たちへの大切なメッセージだと考えているのは、「自分にも何かできる」という実感を持つことだと思うのです。
もっと具体的に一人ひとりに向けたメッセージということでは、
メディアラウンドテーブルでは、その他にも
・パンデミックによる野生動物への影響
・ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーになる方法
・バーティ氏が今後潜ってみたい海(場所)について
などの話題が上がっていました。
まとめ
今回のイベントは、ナショナル ジオグラフィックの素晴らしい映像美とバーティ氏の野生動物とのコンタクトから見られる命のすばらしさ、自然の偉大さ、感動を肌で感じるとともに、気候変動や絶滅に関する諸問題を見つめ直す大変貴重な機会でした!
ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」から、
是非、美しい地球を守り、残していくために何ができるか、考えるきっかけにしてみてください。
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