エシカルライフ

【おすすめ12選】SDGsに貢献する!エシカルな日焼け止めを紹介

海水浴に行く際、どの日焼け止めがいいか迷う方も多いのではないでしょうか。

近年、世界全体で日焼け止めが海洋汚染につながっているという問題が指摘されています。

海と肌の両方を守るためには、エシカルな日焼け止めを選ぶことが重要です。

この記事では、エシカルな日焼け止めがSDGsにどう貢献するかを解説し、選び方やおすすめアイテムも紹介します。

日焼け止めの選び方を知って、未来の海を守りましょう。

なぜエシカルな日焼け止めでSDGsに貢献できるのか

環境に配慮した日焼け止めの使用は、SDGsの目標「14.海の豊かさを守ろう」につながります。

しかし、日焼け止めが社会問題の解決に寄与するという考えに疑問を感じる方もいるかもしれません。

紫外線対策のために毎日何気なく使っている日焼け止めは、海洋汚染と深く関わっています。

近年、日焼け止めによく含まれる化学物質がサンゴ礁や海洋生物に悪影響を及ぼしていると、世界全体で問題視されています。

その成分とは、紫外線吸収剤に含まれる「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」などです。

一説によると、世界で毎年約14,000トンの日焼け止めが海へ流出していると考えられています。

日焼け止めに含まれる有害物質はサンゴの白化や死亡を促すおそれがあります。

例えば、カリブ海のサンゴの約80%が過去50年間で消失しました。

また、沖縄の石西礁湖(石垣島と西表島の間に広がる国内最大のサンゴ礁)では、2016年に97%のサンゴが白化し、2022年には92.8%が白化するという危機的事態が起きています。

サンゴだけでなく、日焼け止めの有害成分は他の海洋生物にも悪影響を及ぼします。

海の豊かさを守るためには、環境や生物多様性に配慮した日焼け止めを選ぶことが重要です。

参考:外務省|14: 海の豊かさを守ろう
参考:nationalgeographic|What sunscreens are best for you—and the planet?
参考:環境省|石西礁湖のサンゴ白化現象の2022年12月調査結果について

日焼け止めを規制する海外事例

人気リゾート地を中心に、日焼け止めの規制や禁止に関する法案が施行されています。

日焼け止めを規制する海外の事例をいくつか紹介します。

パラオ

2018年11月に、10種類の指定された化学物質が含まれた日焼け止めの販売と使用が禁止されました。

これは世界初の事例です。

ハワイ

2021年1月1日から、紫外線吸収剤の「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売が禁止されました。

タイ

2021年8月4日から、サンゴ礁に有害な4つの化学物質を含む日焼け止めの国立公園への持ち込み、および使用が禁止されました。

禁止された4つの化学物質は、「オキシベンゾン」「オクチノキサート」「4-メチルベンジル」「ブチルパラベン」です。

このように規制されたエリアの場合、違反すると罰金が課せられることがあります。

海外で日焼け止めを使用する場合は、現地で購入するほうが安心です。

日本では規制はありませんが、日頃から日焼け止めの成分を確認しましょう。

参考:大正製薬|お気に入りの「日焼け止め」が使えない⁉知っておきたい「“紫外線吸収剤入り”の日焼け止め」が使えない場所

エシカルな日焼け止めを選ぶコツ

 

「エシカルな日焼け止め」と言われても、実際にどのようなアイテムを選ぶべきか分からない方もいるかもしれません。

海洋汚染や生物多様性に配慮した日焼け止めを選ぶコツを3つ紹介します。

購入時の参考にしてください。

①「紫外線吸収剤」ではなく「紫外線散乱剤」かどうか

紫外線散乱剤」のタイプを選ぶようにしましょう。

日焼け止めの主成分は「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」に分けられます。

「紫外線吸収剤」には、サンゴや海洋生物に影響を及ぼす「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」などの有害成分が含まれています。

「紫外線吸収剤」不使用のものは、肌にも優しいのでおすすめです。

②天然由来成分かどうか

化学物質を不使用にしていたり、天然由来成分で作られていたりしているものを選ぶようにしましょう。

ノンケミカル」「ケミカルフリー」「天然由来成分100%」などの表記が目印です。

天然由来100%のものは、石けんだけで落とせるのも魅力です。

③動物実験していないか

製品の生産過程で動物実験が行われていないかどうかも、エシカルと評価できる点です。

情報開示されていない場合もありますが、「動物実験を行っていません」「クルエルティーフリー」などと記載されているものもあります。

参考:mymizu|サンゴにも肌にも優しい日焼け止めの選び方

おすすめ紹介!エシカルな日焼け止め12選

「紫外線散乱剤」を使用したエシカルな日焼け止めをまとめました。

おすすめする理由をそれぞれ紹介します。

naturalshop(ナチュラルショップ)

効果:SPF50+
「サンゴに優しい日焼け止め」は、ウォータープルーフでバームタイプの日焼け止めです。

ゴマ種子油やココナッツオイル、ミツロウ、ホホバ種子油やラベンダー花油など、天然成分100%でできています。

保湿効果やリラックス効果も期待できる日焼け止めです。

容器がスチール缶のため、プラスチックフリーを意識している方にもおすすめします。

公式サイト:https://naturalshop.official.ec/

chantacharm(チャントアチャーム)

効果:SPF50+・PA++
「チャントアチャーム UVミルク」は、100%自然由来成分のノンケミカル処方です。

肌に優しい成分を使用しているため、生後1ヶ月から使用できます。

日焼け止めの効果も申し分ありません。ブルーライトカット率 95.8%、近赤外線カット率 77.5%が期待できます。

また、容器の一部にはバイオプラスチックを使用し、自社容器のリサイクル回収も実施しています。

公式サイト:https://www.naturesway.jp/products/list?category_id=2

HANAORGANIC(ハナオーガニック)

効果:SPF30・PA++
「ウェアルーUV」は天然100%で、そのうち植物成分の99.7%がオーガニックの原料を使用しています。

UVカット機能と天然植物の美容液を兼ね備えたアイテムで、トーンアップが期待できます。

公式サイト:https://www.hana-organic.jp/shop-item/makeup/uv-base/

Neal’sYardRemedies(ニールズヤードレメディーズ)

効果:SPF38・PA++++
「ナチュラル UV プロテクション ミルク」は、日本生まれのオーガニックUVミルクです。

紫外線ブロックとスキンケア効果が期待できます。

つけるたびに、ラベンダー、レモングラス、オレンジをブレンドした天然精油の香りに包まれます。

3歳以上から使用可能です。

公式サイト:https://www.nealsyard.co.jp/c/facecare/uv

WELEDA(ヴェレダ)

効果:SPF38・PA++
「エーデルワイス UVプロテクトミルク」は、無着色の日焼け止めです。

オーガニック原料を使用しており、動物性由来の原料は含まれていません。

天然ミネラルフィルターが、紫外線・ブルーライト・近赤外線をトリプルブロックします。

幼児使用テスト済み・ 敏感肌テスト済みで、生後1ヶ月から使用可能です。

公式サイト:https://www.weleda.jp/products/detail/12450210

SunButter(サンバター)

効果:SPF50
「SunButter 日焼け止めSPF50」は、敏感肌や赤ちゃんでも使用可能です。

容器の缶は食品グレードの安全性を満たすだけでなく、再利用可能でリサイクル可能な素材で作られています。

オーストラリアの太陽光発電工場で生産していて、原料だけではなく、生産過程においてもエシカルな日焼け止めです。

公式サイト:https://sunbutteroceans.com.au/pages/about_us

ALLGOOD(オールグッド)

効果:SPF50
「サンスクリーンバター spf50」は、オーガニックココナッツオイルをベースとした日焼け止めです。

強い日差しから肌を守りたいときに活躍します。

オーガニックの原料を使用し、動物実験は行っておりません。

容器もプラスチックフリーで、環境に配慮しています。

公式サイト:https://allgoodproducts.jp/?pid=148534292

LittleHandsHawaii(リトルハンズハワイ)

効果:SPF35
ハワイで生まれたエシカルな日焼け止めです。

100%天然成分で、サンゴを白化させる成分は一切配合していません。

生後6週間の乳児からマリンスポーツを楽しむ大人まで幅広く使用できます。

公式サイト:https://www.littlehandshawaii.jp/

VINTORTE(ヴァントルテ)

効果:SPF50+・PA++++
「ミネラルUVパウダー」は、紫外線ブロック・保湿ケア・テカリ防止を兼ね備えたUVパウダーです。

シリコンや石油由来の界面活性剤、合成香料や合成着色料などは使用しておらず、無添加処方にこだわっています。

公式サイト:https://www.vintorte.com/shop/products/v-uvmp-f

MammaBaby(ママベビー)

効果:SPF50+・ PA++++
「ノンケミカルUVミルク」は、100%自然由来のノンケミカル処方です。

オーガニックUV最高指数が期待できます。

ノンシリコンで、ベタつきや白浮きを抑えられるのが魅力です。

公式サイト:https://mammababy.jp/pages/uvmilk#/

大正製薬

効果:SPF50+・PA++++
「コパトーン プロテクションUVプラス ミルク」は、肌と海を思いやるノンケミカル処方です。

アレルギーテスト・パッチテスト済みで、小さなお子様から敏感肌の方まで使用できます。

公式サイト:https://brand.taisho.co.jp/coppertone/environment/column2/

ビオレ

効果:SPF50+・PA++++
「ビオレ UVキッズ ピュアミルク」は、世界中の子どもたちの肌を守るために開発されました。

アルコールフリー、パラベン(防腐剤)フリー、無香料、無着色で無添加も実現しています。

公式サイト:https://www.kao.co.jp/bioreuv/kids/

エシカルな日焼け止めで海の豊かさを守る

多くの日焼け止めに含まれる「紫外線吸収剤」は、サンゴ礁や他の海洋生物に悪影響を及ぼします。

そのため、一部の国では、海を守るために「紫外線吸収剤」を使用する日焼け止めを規制するケースも増えています。

日焼け止めを選ぶ際には、紫外線カットの効果だけではなく、その製品がエシカルかどうかも配慮することが重要です。

「紫外線散乱剤」の日焼け止めを選び、SDGsの目標「14.海の豊かさを守ろう」に貢献しましょう。

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