【厳選12選】人も地球も笑顔になるエシカルスイーツとは?
環境意識が高まる中、「エシカルスイーツ」が年々注目を集めています。
おいしさだけではなく、環境や社会への配慮にもこだわっているのがエシカルスイーツの魅力です。
この記事では、エシカルスイーツが注目される理由を解説するとともに、おすすめのエスカルチョコレートをご紹介します。
厳選された商品の中に、あなたが買ったことあるお菓子も含まれているかもしれません。
ぜひ、最後までお読みください。
エシカルスイーツとは?
エシカルスイーツとは、人の健康や地球環境、生産者や社会に配慮したスイーツのことです。
そもそも、エシカルは「道徳的」「倫理的」という意味で、最近では「環境や社会を考えた行動」という意味で使われるようになりました。
「食べると、生産者の支援につながる」「環境を守りながら生産している」など環境や社会に配慮したものがエシカルスイーツです。
なぜ、エシカルスイーツが注目されているのか?
とはいうものの、なぜ、エシカルスイーツは注目されているのでしょうか。
その理由は、エシカルスイーツに豊かな未来につながる魅力があるからです。
以下に4つの特徴をまとめました。
環境への配慮
エシカルスイーツに使われる原料は、環境に配慮しながら生産されることが多いです。
例えば、国産や地産地消の場合、輸送距離が近くなる分、二酸化炭素の排出量を減らせます。
またオーガニック食材を栽培する場合、化学肥料や農薬に頼らないため周辺の環境の負担を軽減できるのです。
食品ロスやごみの削減
エシカルスイーツを通して、食品ロスやごみの削減も期待できます。
日本の食品ロスの量は「約522万トン」です。
そのうち、事業系の食品ロスは「約275万トン」といわれています。
食品製造業で食品ロスが発生する原因の一つは、製造過程において廃棄される可食部や皮です。
これまで当たり前のように廃棄されていた素材を活用したスイーツは食品ロス削減に大きく貢献するといえるでしょう。
食品ロスの減少に伴ってごみの焼却量も減るため、環境にもやさしいのです。
生産者を応援
地産地消にこだわったスイーツは、地元農家の方を応援することにつながります。
地方の農家で生産された野菜や果物を使用することで、地方創生にも貢献できるといえるでしょう。
このように、原料の調達を工夫することで農業や地域の活性化を支援できるのがエシカルスイーツの魅力です。
開発途上国への支援
開発途上国では、貧困や飢餓、労働や奴隷など、さまざまな問題が解決できないままになっています。
エシカルスイーツの中には売上の一部を支援団体へ寄付したり、公正な取引を重視したりする(フェアトレード)ものがあります。
このようにエシカルスイーツは食べるだけで、さまざまな社会貢献につながることから注目を集めているのです。
では、具体的にどのようなエシカルスイーツがあるのでしょうか。
くわしくみていきましょう。
生産者を応援するエシカルスイーツ
まずは、生産者を応援するエシカルスイーツをご紹介します。農家や酪農家の力になるモノをまとめました。
バターのいとこ
「バターのいとこ」は、無脂肪乳から作ったミルクジャムを、ゴーフレットでサンドした焼き菓子です。
那須のしあわせ銘菓として知られています。
原料には那須の牧場で生産された牛乳を使用。
地産地消だけではなく、「無脂肪乳」を使う点がエシカルなポイントといえます。
実は、バターは牛乳の4%しかとれない貴重なもので、残りは無脂肪乳となり脱脂粉乳として安価で販売されていました。
バターのいとこは、無脂肪乳にも価値があると考え、それを主原料にしたお菓子を開発したのです。
生産者も観光客も笑顔にするエシカルスイーツといえるでしょう。
公式サイト:https://butternoitoko.com/
「10“TEN”」のみかんスイーツ
「10“TEN”」は、愛媛県のみかんを使ったジュースやゼリー、みかんバターなどを販売しています。
愛媛のみかん産業は日本一であるものの、農家の高齢化が深刻化しています。
この問題を解決するために、みかんスイーツを通して次世代につなげていくことを目指しているのです。
地方創生につながるエシカルスイーツといえるでしょう。
公式サイト:https://10-mikan.com/store/
「YASASHIKU」ジェラード
「YASASHIKU」は、味や香りは変わらないが、不揃いな形や色のムラが原因で出荷できない果物を使って、ジャラードを作っています。
市場に出ることのない果物を買い取ることは、生産者の経済的支援につながります。
また食品添加物不使用で、甘味料として甘酒を使っているため、人にもやさしいスイーツです。
おいしさと一緒に、農家の方が大切に育てた果物をムダにしないという想いが詰まっているといえるでしょう。
国産やオーガニックにこだわったエシカルスイーツ
次は、国産やオーガニックにこだわったエシカルスイーツをご紹介します。
「seed」おしゃれなクッキー缶
エシカルチーズケーキ専門店が手掛けるクッキー缶が、おしゃれと注目を集めています。
国産有機小麦を使ったサブレやフロランタンは地球にも人にもやさしいのです。
有機栽培や自然農法にこだわった原料を使用しているため、安心安全。
ギフトにも喜ばれるスイーツです。
公式サイト:https://eseed.theshop.jp/items/59599396
「koédonutskyoto(コエドーナツ京都)」こだわりドーナツ
「koé donuts」は、「オーガニック」「天然由来」「地産地消」にこだわったドーナツを手がけています。
素材選びや製造において、環境への配慮を大切にしている点がエシカルスイーツといえるでしょう。
店舗の内装は、世界的建築家・隈研吾氏が手掛けたもので、店内の竹かごには京都嵐山の竹を使用しているそうです。
公式サイト:https://www.koedonuts-onlinestore.koe.com/
「ナナハコ」米粉のロールケーキ
「ナナハコ」のお菓子には、国産やオーガニック食材が贅沢に使用されています。
ほとんどの商品が無添加で、卵も乳製品も使われていません。
米粉のロールケーキには、国産米粉や有機豆乳が使用されています。
クリーム部分のカシューナッツやフルーツもすべてオーガニックです。
米粉のおとうふマフィンもモチモチ食感を楽しめます。
食品ロスやごみの量を削減できるエシカルスイーツ
続いては、食品ロスやごみの量を削減できるエシカルスイーツをみていきましょう。
「ライフルテーブル」bamboogalette(バンブーガレット)
時代の変化とともに需要が低下した竹が、放置竹林として問題になっています。
バンブーガレットは、パウダー状にした竹と笹を約24%使用したエシカルスイーツです。
邪魔者扱いされるものを食材として活用することで、地球を守ることにつながります。
放置された竹林を食べるというのは斬新ですが、問題解決には新たなアイディアが欠かせないといえるでしょう。
公式サイト:https://table.lifull.com/bamboogalette/index.html
「エシカルチーズケーキ専門店seed」チーズケーキ
先ほどクッキー缶で紹介したエシカルチーズケーキ専門店が手掛けるチーズケーキも見逃せません。
フルーツチーズケーキは、規格外のフルーツをアップサイクルしたものです。
廃棄されるはずのイチゴやオレンジが価値あるものへ生まれ変わっています。
ビンに入っているため、見た目もおしゃれでギフトにも喜ばれるのではないでしょうか。
公式サイト:https://eseed.theshop.jp/items/63406835
「ZENB」ゼンブスティック
野菜のうまみがつまったゼンブスティックは、食品添加物に頼らず、野菜の皮や芯までを最大限使用して作られています。
製造過程における食品ロスを減らしている点が企業努力といえるでしょう。
コーンやパンプキン、キャロットやビーツなど、さまざまな野菜のおいしさを手軽に楽しめるのが魅力です。
開発途上国を支援するエシカルなチョコレート
最後に、開発途上国を支援するエシカルなチョコレートをお伝えします。
「実はそうだったのか?」と驚く商品も含まれているかもしれません。
ガーナリップル
ハート型が特徴のガーナリップルを食べると、飢餓解決を支援できます。
見たことや買ったことがある方も多いのではないでしょうか。
売上の一部が、レッドカップキャンペーンを通じて国連WFPに寄付されています。
そのお金は、開発途上国の給食支援に活用されているのです。
チョコレートをおいしく食べるだけで、子どもが安心して学校へ通える環境づくりに貢献しています。
公式サイト:https://www.lotte.co.jp/corporate/sustainability/
ブラックサンダー
スーパーやコンビニで気軽に買えるブラックサンダーもエシカルスイーツです。
裏面に「スマイルカカオプロジェクト」のラベルが表示されているのをご存知でしょうか。
実は、ブラックサンダーの売上の一部は、児童労働をなくす活動へ寄付されているのです。
ガーナのカカオ農業では児童労働の割合が高いと懸念されています。
子どもが働くということは、教育機会や将来の可能性をうばうことになります。
すべての子どもを笑顔にするためには、児童労働をなくすことが欠かせません。
ブラックサンダーは、子どもの未来を守る力になっているといえるでしょう。
公式サイト:https://www.yurakuseika.co.jp/shfc/
Tony’sChocolonely(トニーズチョコロンリー)
「Tony’sChocolonely」のチョコレートを食べることで、強制労働をなくす活動を支援できます。
現在、西アフリカのカカオ農場では、強制労働や児童労働が深刻な問題になっています。
行われています。
このような悪しき慣習を断ち切るため、活動を続けているのです。
Tony’sChocolonelyのチョコレートは、100%強制労働に頼らない生産方法を徹底しています。
カカオ農場を守る取引の普及が、開発途上国の生産者を助けることにつながるのです。
人も地球も喜ぶエシカルスイーツ
エシカルスイーツの最大の魅力は、作る・食べるを通して社会貢献できることです。
同じエシカルスイーツでも、商品によって取り組む問題は異なっています。
- 地産地消
- 環境保護
- 食品ロス削減
- 開発途上国の支援
このような問題解決に向けて、商品一つひとつに生産者やメーカーの努力やアイディアが詰まっています。
自分が「応援したい」「支援したい」と思った貢献ができるスイーツを選ぶのも楽しいのではないでしょうか。
あなたのおやつタイムで、未来が少し明るくなるかもしれません。
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