SDGs17の目標一覧表|世界で掲げるゴールと「5つのP」で理解する持続可能な未来

SDGs(持続可能な開発目標)は、世界中の人々がより良い未来を築くために掲げられた国際的な目標です。貧困解消や環境保全、ジェンダー平等、平和の実現など、地球規模の課題に対して17の目標が定められています。
これらの目標は、「誰一人取り残さない」社会の実現のための道しるべであり、私たち一人ひとりの行動にも深く関わっています。
本記事では、SDGsの17の目標を一覧表でわかりやすく解説し、それぞれの目標が目指す方向性や背景をまとめました。持続可能な社会の実現に向けて、今私たちにできることを一緒に考えていきましょう。
SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で、2015年の国連サミットで採択された国際的な目標です。2030年までに達成を目指す17の目標と169のターゲットで構成されています。
これらは「誰一人取り残さない」持続可能な未来を実現することが掲げられており、人々が暮らしやすい社会を実現し、持続可能な経済活動や環境保全、平和な社会づくりを重視するものです。
SDGsは現代だけでなく、将来を担う世代も安全で豊かに暮らせるよう、地球を守ることを目的としています。
誰一人取り残さないために
SDGsにおける「誰一人取り残さない」という理念は、社会の中でも特に支援が行き届きにくい立場や、さまざまな困難を抱える人々に焦点を当てています。これまで支援が十分に届かなかった人々も含め、すべての人が公平に恩恵を受けられる社会を目指す考え方です。
「誰一人取り残さない」とは、どのような状況下であっても、すべての人々が尊重され、安心して暮らせる社会を実現することを目指す理念ともいえます。
SDGsでは「5つのP」が大切
SDGsの「5つのP」は、持続可能な開発を実現するために重要なキーワードであり、SDGsの17の目標はこれら5つの観点に分類されています。
- People(人間):すべての人々が貧困や飢餓から解放され、ジェンダー平等が実現し、健康に暮らせる社会の実現を目指すProsperity(豊かさ):経済や技術の発展を通じて、すべての人々が豊かで充実した生活を送れる社会を目指す
- Planet(地球):地球環境を保護し、気候変動への対策や自然資源の持続可能な管理を推進する
- Peace(平和):紛争や暴力のない平和な社会を築くことを目指す
- Partnership(パートナーシップ):国や地域、企業、市民社会などが協力し合い、SDGsの達成に向けた連携を強化する
これら5つのPは、SDGsの根幹ともいえる重要な考え方です。持続可能な社会の実現のために、「5つのP」が相互に関連し合いながら、17の目標と169のターゲットで構成されています。
関連記事:『5つのP』でSDGsの目標をイメージしよう!
参考:Pre.STUDY「SDGsがよくわかる『5つのP』とは?17のゴールを徹底解説」
参考:日本ユニセフ協会「SDGsの考え方」
SDGs17の目標一覧表

SDGsの17の目標一覧は以下のとおりです。
| 番号 | 目標 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 貧困をなくそう | あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ |
| 2 | 飢餓をゼロに | 飢餓を終わらせ、食糧安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する |
| 3 | すべての人に健康と福祉を | あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉の向上を目指す |
| 4 | 質の高い教育をみんなに | すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を広げる |
| 5 | ジェンダー平等を実現しよう | ジェンダー平等を達成し、すべての女性と女児の能力強化を行う |
| 6 | 安全な水とトイレを世界中に | すべての人が安全な水を利用し、衛生的で持続可能な生活環境を維持できるようにする |
| 7 | エネルギーをみんなに そしてクリーンに |
すべての人が、手に入れやすく安心して使える持続可能なエネルギーを利用できるようにする |
| 8 | 働きがいも経済成長も | 誰もが参加できる持続可能な経済成長を目指し、やりがいのある人間らしい働き方を実現できるようにする |
| 9 | 産業と技術革新の基盤をつくろう | 強いインフラを整備し、包摂的かつ持続可能な産業化を進めるとともに、イノベーションの推進を図る |
| 10 | 人や国の不平等をなくそう | 国内および国際的な不平等を是正する |
| 11 | 住み続けられるまちづくりを | 包摂的で安全、かつ強固な持続可能な都市と居住地の実現を目指す |
| 12 | つくる責任 つかう責任 |
持続可能な消費と生産のパターンを確保する |
| 13 | 気候変動に具体的な対策を | 気候変動およびその影響を軽減するための緊急対策を講じる |
| 14 | 海の豊かさを守ろう | 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する |
| 15 | 陸の豊かさも守ろう | 陸上生態系や森林の保護・回復を進め、持続可能な利用を促すとともに、砂漠化や土地劣化、生物多様性の損失の防止に取り組む |
| 16 | 平和と公正をすべての人に | 平和で誰もが参加できる社会を目指し、すべての人が司法にアクセスできる環境を整え、あらゆるレベルで公平で責任ある制度を築く |
| 17 | パートナーシップで目標を達成しよう | 持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する |
これらは、SDGsの「5つのP」と密接に関連しながら、達成を目指すものです。
参考:環境省「すべての企業が持続的に発展するためにー持続可能な開発目標(SDGsエスディージーズ)活用ガイドー」
SDGs17の目標の分類について
SDGsの17の目標は各分野に分類できます。分類は以下のとおりです。
| 分野 | 目標 | 内容 |
|---|---|---|
| 社会分野(People=人間) | 目標1〜6 | 貧困、飢餓、健康・福祉、教育、ジェンダー平等、安全な水や衛生など、人々が健康で人間らしく生きるための社会的課題について |
| 経済分野(Prosperity=豊かさ) | 目標7〜11 | エネルギー、働きがい、経済成長、産業・技術革新、格差是正、持続可能な都市づくりなど、豊かで持続可能な経済社会の実現について |
| 環境分野(Planet=地球) | 目標12〜15 | 持続可能な生産と消費行動、気候変動対策、海洋と陸上の生態系の保護など、環境保全と地球の持続可能性について |
| 平和分野(Peace=平和) | 目標16 | 平和で公正な社会の実現について |
| パートナーシップ分野(Partnership=連携) | 目標17 | 目標達成のためにパートナーシップを強化する枠組みについて |
このように、SDGsの17の目標は、5つのPと密接に関わっていることがわかります。
参考:L MEDIA「SDGsの17の目標|日本の優先課題をわかりやすく解説」
SDGs達成のために、私たちにもできること

SDGsの17の目標を達成するために、私たちの日常生活の中でもできることがあります。
| 方法 | 解説 |
|---|---|
| 節電・節水を心がける | 日常生活での電気や水の無駄遣いを減らし、資源の節約に貢献する |
| マイバッグやマイボトルの利用 | プラスチックごみを減らして、環境への負荷軽減に貢献する |
| フードロスの削減 | 手前に並んでいる商品や消費期限が迫っているものから購入し、食料の無駄を減らす |
| 地産地消を意識する | 地域の農産物を購入することで、運搬によるCO2排出量を減らし、地場産業の持続可能性に貢献する |
| ごみの分別・リサイクルを徹底する | 資源を有効活用し、廃棄物の削減に貢献する |
| MSC認証*やFSC認証*の商品の購入 | パッケージに青い「海のエコラベル」が付いている海産物や、森林管理協議会によって認証された家具やノート、認証パッケージが使用されている商品を購入する |
| 環境に配慮された商品の購入 | リサイクル素材を使った商品やオーガニック製品、天然素材の商品を購入する |
| ボランティア活動への参加 | 子ども支援や環境保護、地域の清掃活動など、さまざまなボランティア活動に参加する |
これらはほんの一例にすぎません。しかし、私たち一人ひとりの小さな行動が、持続可能な社会と地球づくりにつながります。
*MSC認証:持続可能で環境に配慮した漁業を認証する制度
*FSC認証:持続可能な森林管理を保証する国際的な認証制度
関連記事:SDGs3とは?世界や日本での現状と取り組み、私たちにできることを紹介
参考:イオン1%クラブコラム「個人でできるSDGsへの取り組み具体例6選!日本の企業や政府の取り組みも紹介!」
参考:かんでんWITH YOU「SDGsのために個人でできること|具体例や面白い取組みも紹介」
参考:朝日新聞SDGs ACTION!「水産物のパッケージに注目 MSC「海のエコラベル」に込めた持続可能な漁業への思い」
参考:日本トーカンパッケージ「SDGsに貢献するFSC認証とは?」
まとめ

SDGsの17の目標は、貧困や環境、教育、平和など、世界が直面するさまざまな課題を包括的に示したものです。
どの目標も「誰一人取り残さない」という共通の理念でつながっており、国や企業だけでなく、私たち一人ひとりの意識や行動も大切です。
日常のちょっとした選択や行動を意識することが、持続可能な未来を作る一歩となります。
この一覧表を通じてSDGsの目標をより身近に感じ、自分にできることから少しずつ実践していきましょう。
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