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リサイクルがSDGs 目標12「つくる責任、つかう責任」の貢献に?企業事例も紹介!

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「自分もSDGsに取り組みたい」という方におすすめなのが、リサイクルです。

一人ひとりのリサイクルへの協力が、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」の貢献になります。

この記事では、リサイクルがSDGs貢献に繋がる理由を分かりやすく解説します。

さらに、企業が取り組むリサイクル活動や簡単にできるアクションについても紹介していきます。

リサイクルがSDGs12「つくる責任、つかう責任」の達成につながる

リサイクル(Recycle)とは、「再生利用」のことをいい、使い終わったものを再度、資源に戻して新たな製品にするということです。

例えば、古紙がトイレットペーパーになったり、回収したビンで新しいビンを作ったりすることがリサイクルといえます。

3R(リデュース:Reduce、リユース:Reuse、リサイクル:Recycle)で私生活でも触れる機会が多い言葉です。

ここでは、リサイクルがSDGs目標12「つくる責任、つかう責任」の達成につながる理由について解説します。

そもそもSDGs目標12「つくる責任、つかう責任」とは?

SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」では、持続可能な生産や消費を確保することを目指しています。

地球環境や人間の健康を守るための責任ある行動が、生産者と消費者それぞれに求められています。

さらに目標を細かくみると、2030年までにリサイクルやリユースなどによって、ごみの発生を大幅に削減することが記載されています。

リサイクルがSDGs達成につながる3つの理由

リサイクルの分別には手間と時間がかかりますが、使い終わったものをごみとして捨てるのではなく、貴重な資源として利用しています。

このような循環のしくみは、持続可能な社会の実現に必要不可欠です。

今回は、リサイクルがSDGs達成につながる3つの理由を紹介します。

①ごみの削減になる

一つ目は、ごみの削減につながるためです。

リサイクル率が高まることで、ごみの焼却量を減らすことができます。

環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等」の報告によると、2019年度の日本のごみ総排出量は4,274万トン(東京ドーム約115杯分)でした。

これは、国民一人が毎日918グラムを捨てているという計算になります。

このままごみが増え続けると、埋め立て地が足りなくなる問題が発生します。

環境省は、埋め立て地である最終処分は、約20年後に満杯になると発表しています。

国土の狭い日本にとって、早急に解決すべき問題といえます。

ごみをリサイクルすることは、ごみの削減に繋がり、ごみの埋め立て地の利用を最小限に抑えられます。

関連記事:【SDGs】ゴミ問題の現状は?解決に向けて実践したい6つのこと

②エネルギーが節約できる

二つ目は、エネルギーの節約につながるためです。

リサイクルが増え、ごみが減ることは、使用電力の節約になります。

2019年度に出たごみを焼却するために使用した電力量は、約336万世帯分の年間電力量とほぼ同じでした。

出典:「一般廃棄物の排出及び処理状況等」(環境省)より

つまり、ごみは、エネルギー消費と密接に関係しています。

リサイクルの協力は、国全体の節電に貢献するといえます。

③地球温暖化の対策になる

三つ目は、地球温暖化の対策になるためです。

焼却するごみの量が増えると、大量の二酸化炭素が排出されます。

二酸化炭素の増加は、気温上昇や異常気象などの原因となってしまいます。

このような事態を防ぐためにも、地球温暖化対策につながる行動には意味があります。

一人ひとりが、「使い終わったものを循環させる」という意識を持つことが、環境に優しい未来に繋がります。

リサイクルに協力することは、住みやすい環境を守ることになります。

リサイクルのメリットを一番受けるのは、自分たちかもしれません。

企業が取り組みリサイクル活動事例3選

生産者である企業はどのようなリサイクル活動に取り組んでいるのでしょうか。

ここでは、3つの企業事例を解説します。

セブン&アイ・ホールディングス「ペットボトルでポイントたまる!」

セブン&アイ・ホールディングスでは、ペットボトルリサイクルで、nanacoポイントがたまる取り組みをしています。

2019年6月から、日本コカ・コーラ株式会社と株式会社セブン&アイ・ホールディングスはタッグを組み、「一(はじめ)緑茶 一日一本」を発売開始しました。

このボトルの原料は回収したペットボトルをリサイクルしたもので、まさに完全循環型ペットボトルです。

同じ企業グループの中で回収し、100%再使用して販売するのは世界初の取り組みだそうです。

利用方法は、以下の通りです。

①セブンイレブンやイトーヨーカドーなどにある自動回収機に、nanacoをタッチ
②ペットボトルをリサイクルする
③ペットボトル1本につき、「2リサイクルポイントがもらえる」
④「500リサイクルポイント」をためると、「50nanacoポイント」と交換

リサイクルに協力して、ポイントまでもらえるのは、一石二鳥です。

花王「みんなでボトルリサイクルプロジェクト」

花王は、ユニリーバ・ジャパンと協力しながら、使用済みボトルを新しいボトルにリサイクルすることを目指しています。

これは、プラスチック容器の完全リサイクル化です。

今まで困難とされてきた「プラスチックの循環」を目指す活動であることからも、注目と期待が高まっています。

さらに、2つの大手企業が持続可能な社会のために力を合わせたということも、未来への希望なのではないでしょうか。

これは、生産者のつくる責任を果たすだけではなく、SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも大きく貢献しています。

H&M「古着回収で500円クーポンがもらえる」

アパレルブランドとして有名なH&Mは、服のリサイクル活動に尽力しています。

その規模は世界最大で、2019年には、不要な衣類や布地を「29,005トン」も回収しました。

回収衣服は、ブランドや状態を問いません。

さらに穴のあいた靴下やボロボロになったタオルまでも回収可能です。

これを世界中のお店で実施しているというのが驚きです。

ちなみに、リサイクルされた服は、織物繊維に細かく刻まれ、断熱材の製造などに使用されます。

家の中に不要な古着を持っていくだけで、社会貢献ができます。

さらに、一袋につき、次回の買い物で使える「500円OFFクーポン1枚」をもらえます。

3つのアクション|自分にできるリサイクルからはじめよう!

リサイクルは、私たち消費者の協力が欠かせません。

快適な暮らしを守るために、自分たちにできるリサイクルから始めてみませんか。

簡単にできる3つのアクションを紹介します。

①自治体のルールに従って分別に協力する

日々のごみの分別が何より大切です。

市町村のルールに従って、ごみを処分することが求められています。

例えば、以下のようなルールがあります。

  • ペットボトルは、ラベルとキャップを外す
  • 紙ごみや紙パックは捨てずに、古紙回収に出す

手間ではありますが、どれも環境を守る行動です。

この小さな積み重ねが循環型社会に繋がります。

②企業の取り組みに協力する

先ほど紹介したような企業の取り組みに協力することも、SDGsの達成につながる行動です。

SDGsの目標は、生産者と消費者両方の協力があって初めて達成されます。

買い物やお出かけのついでに、ぜひ協力してみてはいかがでしょうか。

またよく利用するお店のリサイクル活動を調べたり、今回知った取り組みを誰かに教えたりすることも価値ある行動です。

③リサイクル素材の商品を購入する

使い終わった後のことを考えて、商品を買うことも大切です。

買い物をするときに、「紙製だから」「ビンだから」など、パッケージがリサイクル可能かどうかを考えて選ぶことも、消費者としてのつかう責任です。

環境に優しい商品の需要が増えると、企業の意識も変化します。

いつもの買い物に、「リサイクルできるかどうか」という新しい選択肢を加えるのもおすすめです。

まとめ

このように、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」の達成には、リサイクルが欠かせないことが分かりました。

リサイクルには、「ごみの削減」「エネルギー節約」「地球温暖化対策」という大きなメリットがあります。

生産者も消費者もリサイクルに協力することで、自分たちの快適な暮らしを守ることができます。

消費者としての「つかう責任」はこれからも求められています。

下記記事で3Rの取り組みについて紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

リサイクルだけじゃない!一人ひとりができる3Rの取り組みは?

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