エシカルライフ

柴咲コウさんが考えるSDGsの取り組みとは?サステナブルが当たり前の社会作りについて

圧倒的演技力と美しい見た目、一流女優としてドラマや映画に引っ張りだこの柴咲コウさん。

1998年に女優としてデビューを果たし、日本アカデミー賞やキネマ旬報ベスト・テン 最優秀助演女優賞などの映画賞を総なめする実力者です。

歌手やアーティストなど、その才能を多岐にわたり発揮している柴咲コウさん。

一見SDGsとは無縁そうな彼女ですが、環境に配慮したものづくりにトライする「レトロワグラース株式会社」を設立。

現在も女優業の傍ら、自社のブランドでSDGsの活動を発信しています。

今回は柴咲コウさんのSDGsの活動について解説していきます。

柴咲コウさんがしているSDGsの取り組みとは?

柴咲コウさんのSDGs活動画像
出典元:https://gendai.media/articles/-/83443

2016年に、自然環境との調和を目的とした製品や事業を展開する「レトロワグラース株式会社」を立ち上げ、その功績が認められ2018年に「環境特別広報大使」にも任命されました。

ミ ヴァコンスのブランド画像
出典元:https://lestroisgraces.com/

その後、MES VACANCES(ミ ヴァコンス)というブランドを立ち上げました。

地球の循環や生態系に負担をかけないものづくりを行うアパレルブランドで、天然素材の生地をつかうなど12個のエシカルアイコンを導入しています。

ハフリメの商品画像
出典元:https://lestroisgraces.com/

他にも天然由来の成分に拘ったビューティブランドHAFURI-ME(ハフリメ)や、サステナブルな生活で使える機能的かつおしゃれグッズが販売されています。

ものづくりに関して、SDGsにもある「つくる責任 つかう責任をはじめとする社会課題・環境課題に向き合いながら商品開発を行っています。

なにか始めてみたいけど、なにから始めたらいいのかわからない人は一度覗いてみてください。

また、柴咲コウさんの会社では「自分で買ったものは自分で処理をする」というルールがあります。

自分がゴミを出している意識をしてもらい、ゴミの責任の所在を自分に設定するためだそうです。

ペットボトルを買わなくてもいいように、マイカップを置くスペースを設ける。

それだけで捨てる以外の選択肢が増えますね。

柴咲コウさんがSDGsの取り組みを始めたきっかけは?

柴咲コウさんのSDGs活動画像
出典元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000054342.html

柴咲コウさんが会社を設立したのは2016年のこと。元々自然が大好きで、「もっと豊かに生きる方法があるはず」という思いからでした。

柴咲さんはいち消費者として好きなものに出会えた時、自分のモノにした時は幸福感を感じるものの、処分しなければいけないタイミングで、ものすごく罪悪感(ギルティ)を感じてしまうそうです。

もっと長く使う方法はなかったのか、もっと大切にできたのではないか。

そのような気持ちから会社の設立に繋がりました。

かつてドラマの撮影現場で、ケータリング用のプラ容器が簡単に捨てられることに心を痛め、自宅から容器を持っていったエピソードがあります。

これは2013年の出来事で、世にSDGsの活動が浸透する前のお話です。

柴咲コウさんのSDGsの目標とは?

サステナブルな素材を使うことで誰かの助けになるという意識が浸透することで、SDGsの活動を知ってもらいやすいのではないかとお話されていました。

はじめから100%オーガニック素材にしなければいけないというと敷居が高く、続けることが苦痛に感じますが10%から始めてみることで負担なくサステナブルな活動を始めてもらうことができますね。

また、買ったものがちゃんと循環していることがわかると買う罪悪感も減って、もっとポジティブな買い物ができるのではないかと考えています。

このように一人ひとりの意識を改革していくことが大切だとお話されていました。

自身が運営しているファッションブランド「MES VACANCES」では予約販売・受注生産という形をとっています。

大量生産、大量廃棄といったこれまで当たり前とされていた無駄をなくし、確実消費者へ必要な分だけの商品をお届けできるような仕組みに少しずつ変えていきたいというのが「MES VACANCES」の目標です。

ミ ヴァコンスのブランド画像
出典元:https://lestroisgraces.com/

実際に受注生産で最低限の数だけの商品をつくると、製造に使う予定だった天然素材の生地が余る、1アイテムあたりのコストが高くなるなどのさまざまな問題が立ちはだかりました。

環境や洋服をつくってくださる方々に最大限配慮したプロセスを継続するためには、どうしたらいいのか。

それならば販売数を追加して、確保していた生地を有効に使い、消費者の手に取ってもらえる機会を少しでも増やそうという思いに至りました。

サステナブルなものづくりへの挑戦を通して、消費者のニーズに寄り沿った商品をお届けできるようこれからも挑戦を続けるそうです。

柴咲コウさんのSDGs活動まとめ

柴咲コウさんのSDGs活動画像
出典元:https://www.bs-asahi.co.jp/sdgs/post-8317/

柴咲さんは「意識を変える」という言葉をよく口にします。

会社の設立以降、自分の意識を変える・社会の意識を変えることに日々奔走しています。

これまでの価値観がすぐに変わる分岐点は必ずあります。

サステナブルを当たり前に普及させてマジョリティにすることが目標だと話していました。

ようやくサステナブルという言葉が社会に浸透してきました。

大切なのはその本質を正しく広まることなので、サステナブルな考えが当たり前になる未来のためにこれからもテレビや会社の活動を通して発信し続けてくれるでしょう。

GREEN NOTE
GREEN NOTE編集部

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