エシカルライフ

地球のためにできることの第一歩|ライフスタイルの中でできる脱炭素アクション【Our EARTH Project × Earth hacks】

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「より地球にやさしい」をコンセプトにするOur EARTH Projectの展開商品が2022年12月3日〜4日に開催されるEarth hacksマルシェに出展!

Earth hacksでは商品のCO2相当量の"削減率"を「デカボ スコア」として算出し、見える化し貢献度をスコアリングしている取り組みをしています。

この「デカボ スコア」の数字が大きい商品を購入することで、脱炭素アクションに繋がることになります。

地球のために何かしたいけど、どうしたらいいかわからないという方にぜひ知ってほしい商品・取り組みです。

そして今回は、

  • Our EARTH Projectを展開する三栄コーポレーションの山田敦さん
  • Earth hacksプロジェクトマネージャーの関根澄人さん

のお2人にGREEN NOTEアンバサダーの難波遥さんがライフスタイルの中でできる脱炭素アクションをテーマに、取り組みや商品についてお話を伺いました。

【山田敦さんプロフィール】
株式会社三栄コーポレーション 服飾雑貨事業部第一部企画開発担当マネージャーとして、Our EARTH Projectを牽引。一般社団法人日本エシカル推進協議会アドバイザー。
【関根澄人さんプロフィール】
Earth hacksプロジェクトマネージャー。博報堂ミライの事業室から現在、三井物産株式会社エネルギーソリューション本部に出向中。

Our EARTH Projectとは?

Our EARTH Projectとは、㈱三栄コーポレーションが推進する「サステナブル」や「エシカル」をキーワードとして事業を展開する「より地球にやさしい」をコンセプトとしたプロジェクトです。

最大の目的は「この豊かで美しい地球を未来の子どもたちに残していくこと」であり、そのために何ができるかを追求すること。

個人の小さな意識と行動の変化、個々の商品や材料が変わっていくことで地球に貢献できると考え、「製品・ブランド」「材料」「サービス・活動」の3つの柱で構成されています。

関連記事:『より地球にやさしい』アクションを。Our Earth Projectの取り組みと展開ブランドを紹介

Earth hacksとは?

Earth hacksとは、博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」と三井物産株式会社が共同で推進する、生活者一人ひとりのアクションで脱炭素社会を推進する共創型プラットフォームです。

Earth hachsの取り組みの中で注目は、商品やサービスのCO2相当量の “削減率”を可視化できる「デカボ スコア」

デカボ スコアとして、ひと目で従来の素材や手法で作られた製品とEarth hacks参画商品のCO2eを比較して、どれくらいのCO2相当量を削減しているか分かります。

デカボ スコアが商品を選ぶ新しい基準のひとつになることで、日本が2030年までにCO2などの温室効果ガス排出量を46%削減することを目標にしている今、日々の生活の中で、その目標に近づいていくことができます。

Earth hacksでは、そんなデカボ スコアを社会に広げていくためのイベントを開催しています。

公式サイト:https://earthhacks.jp/

Earth hacksマルシェ@渋谷区立宮下公園 芝生ひろばに行ってきました!

12月3日(土)〜12月4日(日)、渋谷区立宮下公園 芝生ひろばにて開催されたEarth hacksのOur Earth Projectの展示ブースの様子をお届けします!

Our EARTH Projectの展開商品のデカボ スコアは?

↑イベント当日の関根さん(左)、山田さん(右)。

↑スクラップになるはずだった自動車のエアバッグやシートベルト、バックルを使用しバックパックにアップサイクルした「AIRPAQ」のデカボ スコアは59%。

↑バックパックだけではなく、ヒップバックもあり、色の展開もたくさんあります。

↑市場で回収されたプラスチック製のおもちゃをリサイクルし、その原料から作られた腕時計「YOT WATCH」のデカボ スコアは50%。

11月発売の新商品です。

子供用サイズ、大人用サイズ(32mm、40mm)の3サイズ展開。

家族みんなでつけることができるシンプルなデザインと豊富なカラー展開になっています。

↑コットンの端材や端切れを再利用したアパレルブランドの「Pure Waste」のデカボ スコアは51%。

端材を色ごとに集めて再利用しており、染色の必要もなく、水の消費を最小限に抑えることができます。

↑海洋廃棄プラスチックを回収し、分別した中からPETを選別、ポリエステル生地に再生してバッグの本体として使用している「GOTBAG.」のデカボ スコアは37%。

ヒップバッグやボストンバッグもあります。

↑家具などを作る際に出た端材を活用した「KERBHOLZ」のデカボ スコアは、45%。

長く使用することで色に深みが出てくるのも特徴の時計です。

消費者のアクションのきっかけの場を作る2つのプロジェクト

GREEN NOTEアンバサダーの難波遥さんが、Our Earth Projectの山田敦さん、Earth hacksの関根澄人さんのお二人に、各取り組みのきっかけや想いなどについてお話を伺いました。

Our EARTH Projectの取り組みのきっかけ

難波さん:
Our EARTH Projectの取り組みのきっかけはなんですか?

山田さん:
三栄コーポレーションはモノの生産や販売をする商社の位置付けの企業なのですが、3~4年ほど前に欧州の展示会に訪問し、日本よりも多くのサステナブルやエシカルに配慮したブランド、製品、素材が多く存在し、また消費者においても環境に対する意識が高いことを知り、影響を受けたのがきっかけです。
モノに携わっている企業として、取り扱っているモノを今よりも地球にやさしい、環境負荷の低い形にできないか?と考え始めました。
その後、商社機能として海外の良いモノを日本に紹介する、またモノづくり観点では環境負荷の低い素材や材料を使用してモノづくりを進めていくことを2年半前にスタートしました。

難波さん:
Earth hachsに参画した背景はなんですか?

山田さん:
サステナブル系のイベントで関根さんから声を掛けてくれた事が出会いでして、関根さんの説明の中でCOs排出を見える化している「デカボ スコア」が、消費者目線に立つと非常にわかりやすい仕組みだなと感じ、参画を即決しました。

Earth hacksの取り組みのきっかけ

難波さん:
Earth hacksの取り組みのきっかけはなんですか?

関根さん:
国や企業主語で語られがちな脱炭素ですが、実は消費ベースで見ると温室効果ガスの約60%が家計からの消費となっており、生活者のアクションが変わらない限りカーボンニュートラルは達成できません。
そのため世界では生活者向けの脱炭素サービスが続々と増えている中で、日本はまだまだ生活者意識も生活者向け脱炭素サービスの導入も遅れている状況です。
そんな状況をビジネスの力で打破すべく、海外ネットワークに強い三井物産と日本人を自分ごと化させるクリエイティブ&PRに強い博報堂グループが組むことで、新しい生活者×脱炭素のプラットフォーム事業を通して、生活者の主体的なアクションで脱炭素社会を推進したいと思ったことがきっかけです。

Earth hacksの目標

難波さん:
Earth hacksが目指している目標はなんですか?

関根さん:
生活者の無理なく楽しい主体的なアクションの積み上げを通してカーボンニュートラルを実現することです。
脱炭素やカーボンニュートラルは目標ではなくあくまで手段であり、2030年、2050年に生きる生活者が今以上に笑顔溢れる幸せな生活をサステナブルに続けていけることが重要だと考えます。

エシカル消費への意識

難波さん:
日本は海外に比べると遅れている、サステナブルな領域に対する意識も低いとよく耳にします。
この活動のサービスや社会の仕組み上、”地球の事を心から考える根底にある意識”は、変えていくことができるのか、創り出していくためのお考えなどをお聞かせください。

関根さん:
日本人の特性上、脱炭素や地球のために何かを押し付けることでは、意識も行動も何も変わらないと思っております。
日本人はあくまで「美味しい、楽しい、カワイイ、カッコイイ、嬉しい」などの欲望がないとアクションはできないのでそれらを少しでも我慢しなければならないとなると難しいと思います。
ただ実は日本には伝統工芸品も含めて生活の中で脱炭素に繋がる商品やサービスが溢れており、そこには欲望や日常生活の無理のないアクションもたくさんあるので、それらの環境価値を可視化しながら無理なく始めていくことが大事だと考えます。
わかっているけどどうしていいかわからないという行動のきっかけを作りたいと考えています。
見える化によって、教える場、アクションするきっかけを作る第一歩の作り方が大切だと思います。

難波さん:
脱炭素に向けてのアクションと聞くと、企業さんが取り組むイメージが強いですが、Earth hacksは消費者の方達のアクションの場を増やしていく取り組みですね。

山田さん:
日本は歴史的にも民族的にも、変化を好まない人種でもあるのと、世界から見ても一定レベルの住みやすい国でもあり、昨今の新しい気候変動に対する取り組みはなかなか受け入れづらい環境かと思います。
特に上の年齢層の方には、その傾向が見受けられます。
質問の「根底にある意識を変えられるか」については、私は変えられると思っていますし、その鍵を握るのは、将来を担う若者たちかと感じています。
その事は既に企業側も気が付いてきており、どのように取り組むか、事業として成立させるか。
いま各企業も具体的な行動に移している企業が増えてきています。
たとえば、ものづくりにおいても10年前、20年前と変わってきています。
そして根本的には、指摘の様に個人の意識改革となり、今までの生活習慣を変えるという事にも、現在も少しずつ繋がってきていると感じています。
生活からプロダクトへの反映という影響からも、サーキュラーエコノミーの未来があると思います。
そのためにも最近は若者たちを、どのように巻き込んでいくか、その事で共感者を増やしていくという事を意識しています。

難波さん:
ものづくりの観点からも変化されている印象をお持ちなんですね。
企業さんが商品やプラットフォームを作ることで、自然とエシカル消費なものになっている、という環境を作る立場としてもプロジェクトに力を入れているということが伝わりました。

脱炭素を広め、続けていくために

難波さん:
エコバックのように、何回も使わなければビニールの袋と比べ本質的にエコであるとは言えないモノや取り組みが存在すると思います。
脱炭素を広めていくためには、購入のその時だけではなく、その後の、購入者/利用者の持続的なエコを意識した取り組みがなければならないかと思いますが、購入時に、その後の取り組みも変えて行くための工夫やお考えはありますか?

山田さん:
まずは購入時に、今までよりも「より考える」という事が必要になると思います。
それがエシカル消費なのですが、購入時のこの「考える」の際に、いかに消費者に共感を与える情報を与えるのか。
センスも大事かと思います。
あまりに環境を意識し過ぎて、正義感を押し付けるのにも違和感がありますし、かといって製品のストーリーは伝えたい。
伝え方の、バランスとセンスも大事かと思い、日々勉強です。
デカボ スコアという消費者にとってわかりやすい表示をしながら、応援されるブランド作りのために、デザイン、使いたいと思われる製品づくりを意識しています。

関根さん:
エコを意識させる取り組みを強制するのではなく、丈夫で長く使えるものは日割り金額で考えると実はコスパがいいことや、リペアやアップサイクルによって大事なモノを長く使う満足感を如何に魅力的に自分ごと化させられるかが大事だと思います。
その上で実はそれがCO2削減にもこのくらい貢献しているというのがわかることで、無理なく環境貢献ができる体験をすることができます。
そのような教育ではなく欲望の先で自然と見に付く脱炭素アクションを少しずつ蓄積していくことで持続的なエコに繋がる取り組みが増えていくと考えます。
人にとって、自己承認も大切だと考えていて、かっこよかったものを購入して、それが実は社会貢献に繋がっている。
自己表現としてのストーリーがある物であれば長く使うし、継続していく。ということが大切だと考えています。

イベント開催後の変化

難波さん:
過去のイベントや活動で感じている変化はどんなものがありますか?

関根さん:
7月のイベントにてデカボスコアにおける実証実験を行いました。
ペットボトルのラベルを取ることでペットボトルにおけるCO2排出は8%削減されます。
そこでイベント中にデカボスコア付ラベル無し飲料を100円、ラベル有り飲料を90円で売ってみたところ、約70%の人が10円高くても「デカボスコア付ラベル無し飲料」を購入しました。
環境貢献度の定量化により、共感/納得と共に「環境の良い商品」が選ばれた結果となっております。
届け方、表現の違いでこんなに違いが出ることに驚きました。

山田さん:
年々イベントへの関心は高くなってきているとは感じますが、まだBtoBが中心なのかとも感じます。
ただエコプロ(毎年12月開催イベント)のような、小中学生から大人もくるようなサステナブルイベントに参加すると刺激を受けます。
この子達が10年後は、サステナブルが当たり前になるのだと思うと、私も含めて今の大人はのんびりしていられないと。
消費者さんへメッセージが届き切れていない部分もあるので、続けていきたいと思います。

今後の展望とZ世代へのメッセージ

難波さん:
今後の展望とZ世代へのメッセージをお願いします。

関根さん:
デカボ スコアのデファクト化を進めつつ、生活者の主体的な脱炭素アクション機会も増やすことでデカボ化を促進していきます。
一人ひとりの行動ではなかなか変わらないと思いがちな脱炭素ですが、1億人が少しずつ動くことができるだけで大きな影響力のある活動に変わります。
是非無理なく楽しくできるデカボなアクションを通して笑顔溢れるミライを作っていきましょう。

山田さん:
この活動をする事で、過去にない、いろいろな業種の方とお仕事が出来る様になり、様々な可能性が沢山あると感じています。
そしてコミュニケーションを重ねると、皆さんの目的は同じとも感じます。
しかし、この領域での事業としての成立はまだまだ難しく、我々はまだ成し遂げておりません。
今後の展望としては、このプロジェクトが認められ、事業成立し発展していくサイクルを確立させていきたいです。
Z世代へのメッセージとしては、まずは、素直に良い物と悪い物の選択の目、知識を養って欲しい事です。
その先には、自然と持続可能な社会の形成という絵が見えてくるのではと思います。
そして、今の大人がその道と企業として受け皿を作っていく事かと思います。

デカボ スコアで脱炭素アクションのきっかけに

消費者から見ると、点と点に思える企業や団体のエシカルな取り組み・商品が、ここに行けば、社会貢献できる経験、商品が購入できる安定した場所、プラットフォームを提供しているEarth hacks。

そしてEarth hacksに参画しているOur Earth Projectの商品。

デカボ スコアで自分の買い物というアクションが脱炭素の貢献が見える化され、そのアクションを持続的に続けていくことで、普段の生活が社会貢献になる素晴らしい取り組みだと感じました。

普段の何気ない買い物を、社会貢献のきっかけの第一歩として、この2つのプロジェクトにぜひ注目をしてほしいです。

提供:三栄コーポレーション

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GREEN NOTE編集部

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