生産者から商品が届く「産地直送」の魅力とは?いま注目の産直サイト5選
物価が高騰している中、どうせ買うなら「よりおいしいものを食べたい」「高品質なものを選びたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
値段とともに質にもこだわりたい方におすすめなのが「産地直送」です。
とはいえ、「産地直送って何?」「どうしておすすめなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
この記事では、産地直送の魅力を解説します。
さらに、いま注目の産直サイトもまとめました。
産地直送とは?
産地直送とは、生産者から消費者へ直接商品が届けられることです。
生産者と直接取引するため、卸売業や小売業などの仲介業者を間に挟みません。
最近では、生産者が野菜や水産物などを出品して、消費者が直接購入できるプラットフォームサービスが増え、年々注目を集めています。
どうして、産地直送が注目されているのか?
では、どうして産地直送が注目されているのでしょうか。
それは、地方創生につながるからです。
地方創生とは、都心だけではなく地方も活力ある町にすることを目的としたものです。
現在、日本では少子高齢化が加速すると同時に、東京圏への人口が集中しています。
地方の高齢化や経済の衰退が問題になっているのです。
どの地域も住み続けられる環境をつくり、持続可能な日本社会を目指すことが欠かせません。
地方を活性化させる役割を期待されているのが「産地直送」といえます。
地域に眠る財を再発掘し、独自の魅力を日本各地へ発信できるからです。
これまで販売エリアが限られていた食材も、オンラインを活用すればより多くの消費者へ届けられます。
さらに、仲介業者を挟まないため、生産者のコストも抑えられるのです。
産地直送は、地方の農業、畜産業や水産業を経済的に支援できるといえるでしょう。
産地直送のメリット
では、産地直送は消費者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
以下に3つのメリットをまとめました。
メリット1:新鮮である
一つ目は、新鮮であることです。
生産者から直接輸送されるため、鮮度の高い食材が自宅に届きます。
スーパーで野菜を買う場合は、生産者、卸業者、小売業者へ運ばれてはじめて購入できます。
同じ日に採れた野菜でも、購入までに時間がかかり、鮮度が落ちてしまうのです。
しかし、産地直送の場合は、ムダな時間がないため、新鮮なまま楽しめます。
また、注文した食材がどのようなルートを経たのかがわかるのも魅力といえるでしょう。
メリット2:生産者の顔が見える
二つ目は、生産者の顔が見えることです。
産地直送の場合は、だれがどこでどのように育てたのかがよく分かります。
生産者も情報を開示しているため、安心して買い物できるといえるでしょう。
また、生産者の顔が見えることで、「この生産者や地域を応援したい」という思いを感じる場合もあります。
スーパーとは異なる食材選びを楽しめるのも魅力です。
メリット3:コスパがいい
三つ目は、コスパがいいということ。
仲介業者を挟まないため、人件費や輸送費、管理費などのコストを削減できます。
新鮮な食材であるにもかかわらず、お手頃な価格で購入できるのが産地直送のメリットです。
産地直送の3大デメリット
とはいえ、産地直送にデメリットはないのでしょうか。
今回は、3つの問題点を解説します。
デメリット1:生産者を見つけるのが大変
一つ目は、自分で生産者を見つける必要があることです。
直接取引をする相手を食材ごとに探す手間がかかるのがデメリットといえるでしょう。
しかし、最近では、手軽に産地直送を実施している生産者を探せるプラットフォームが増えています。
地域や食材ごとに検索できるので、生産者を探す手間を大幅に省けます。
デメリット2:即日配達がむずかしい
二つ目は、即日配達が難しいことです。
スーパーでの買い物やネットショッピングとはちがい、「今日、これがほしい」と思っても、その日にゲットすることはできません。
前もって購入する必要があるので、注意が必要です。
ただ、産地直送とスーパーをうまく使い分ければ、問題なく食材を調達できるでしょう。
デメリット3:価格や量が変動することがある
三つ目は、天候などによって価格や量が変動することです。
複数の取引先から大量に仕入れるスーパーならある程度カバーできますが、直接取引する場合はダイレクトに影響を受けてしまいます。
価格や量が一定ではないことは、事前に理解しておきましょう。
いま注目の産直サイト5選
では、産地直送で食材を購入したい場合、どうしたらいいのでしょうか。
最後に、おすすめの通販サイトをご紹介します。
はじめての方でも簡単にできる産直サイトをまとめました。
産直アウル
産直アウルは、全国各地の食材を直接購入できます。新聞やテレビなど多数のメディアでも紹介されている人気の産直サイトです。
また、対象商品が送料無料になるキャンペーンも開催しているため、お得に産地直送を楽しめます。
さらに、おうちで道の駅が楽しめる「朝採りマルシェ」も魅力の一つ。
全国の道の駅連絡会と連携したことで、道の駅で販売されている新鮮食材をいつでもどこでも楽しめるようになりました。
人気の食材は売り切れになる場合があるので、早めにチェックしてみてください。
公式サイト:https://owl-food.com/
羽田産直セレクション
羽田産直セレクションは、羽田空港独自の販売ネットワークを最大限に活用した産直サイトです。高品質で希少な新鮮な食材を楽しめます。
現在は、北海道が実施する「食絶景北海道」と連携し、北海道の名産を30%オフで購入可能です。
家にいながら北海道旅行を楽しめるのではないでしょうか。
公式サイト:https://haneda-sanchoku.com/
無農薬野菜のミレー
ミレーは無農薬野菜を産地直送しています。
本社が千葉県の小さな田舎町にあり、今回紹介した中で一番地域密着型の産直サイトです。
そのため、お肉や卵など野菜以外の食材も千葉県産のものを中心に扱っています。
便利な野菜の定期購入もあるので、野菜の品質にこだわりたい方におすすめです。
公式サイト:https://www.millet.co.jp/
旬旬食彩ダイニング
旬旬食彩ダイニングでは、山形の旬モノを楽しめる産直サイトです。
豊かな自然の中で育った野菜や果物、お米や魚介類など、本当の美味しさを堪能できます。山形の新たな魅力に出会えるのではないでしょうか。
山形の名産であるお米の定期便もあるので、毎日食べるご家庭や採れたてのお米を食べたいという方にもおすすめです。
旬の時期は短いので、気になる商品は早めに注文しておきましょう。
公式サイト:https://ekamo.com/
漁師さん直送市場
漁師さん直送市場は、新鮮な魚介を自宅で楽しめるのが魅力です。
業務会員数は600店舗以上で、全国の鮮魚、カニやエビ、ホタテや牡蠣などを楽しめます。
最短で翌日の午前に採れた魚介を産地直送で届けてくれるそうです。
自宅にいながら、新鮮な海鮮料理を堪能したい方におすすめ。自分へのご褒美やこれからのイベントなどにも活用してみてはいかがでしょうか。
地方の生産者の愛が全国へ広がる「産地直送」
産地直送とは、生産者から直接食材が届けられるしくみのことです。
間に仲介業者がいないため、コストも輸送時間も削減できます。
その分、消費者へ新鮮でコスパのいいおいしい食材が届けられるのです。
産地直送は、地方のおいしいものを食べることで、その土地の魅力を再発見するきっかけにもなります。
さらに、日々一生懸命にがんばる生産者を経済的に支援することにもつながるのです。
地方の生産者の愛が全国各地に広がることで、日本全体が活気づくことが期待できるでしょう。
スーパーの買い物では味わえない産地直送をぜひこの機会に楽しんでみてください。
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