ESG

370名以上の現役サステナビリティ担当者が集まる「サステナブルコミュニティ」とは?

現役のサステナビリティ担当者を中心としてメンバーが集まる「サステナブルコミュニティ」は、2023年5月に発足2周年を迎え、任意団体から一般社団法人となりました。

それを記念し、2023年5月20日に都内でサステナブルコミュニティ2周年イベントを開催。

イベントメディアスポンサーとして、GREEN NOTE編集部メンバーが参加させていただきました!

この記事では、

  • サステナブルコミュニティの概要
  • コミュニティ発足についての想い
  • 2周年イベントのレポート
  • コミュニティへの参加方法

を紹介します。

このコミュニティは、サステナビリティ担当者以外の方もさまざまなバックグラウンドを持つ方も参加できます。

サステナブルコミュニティに参加をご希望の方は参加条件と方法をご確認の上、下記URLよりご登録ください。

▼サステナブルコミュニティ参加入会申し込みはこちら
https://docs.google.com/forms/

サステナブルコミュニティとは?

2021年5月に設立された「サステナブルコミュニティ」は、サステナビリティに関わる人と人をつなぎ、新たな機会を創出する相互学習型のコミュニティです。

サステナビリティに関する関係者の交流と、サステナビリティに関する機会の創出・提供することを目的に、オンライン交流をメインに活動しています。

また、コミュニティ発足から2周年となる2023年6月に、任意団体から一般社団法人化

現在のメンバー数は約370名以上(2023年5月末時点)となっており、事業会社のサステナビリティ担当者を中心に、コンサルタントやスタートアップ経営者、 弁護士、研究者、学生などさまざまなバックグラウンドを持つ方々が参加しています。

公式サイト:https://sustainablecom.org/
公式Twitter:https://twitter.com/SusCom_Share

具体的な活動内容

サステナブルコミュニティでは、主に下記4つの活動を中心に行っています。

  1. オンラインコミュニケーション
  2. オンライン交流会
  3. プロジェクト
  4. オフライン交流会

【オンラインコミュニケーション】Slackグループでの情報交換

オンラインコミュニケーションでは、Slackグループチャット【なんでも質問箱】にて、ネットワークを構築したり、メンバー同士でサステナビリティに関する質問等を情報交換したりすることができます。

【オンライン交流会】オンラインにて定例会や勉強会を開催

オンライン交流会では、週に平均1~2回の頻度にて月例会や有志の勉強会、情報交換会や事業アイデアのディスカッション等を開催しています。

【プロジェクト】メンバーによるプロジェクトの企画・運営

コミュニティメンバーによる、下記プロジェクトの企画・運営をしています。

  • YouTube/Podcastでの「サステナブルカフェ」の運営
  • ESGキャリアガイドブックの制作

サステナブルカフェでは、サステナブルコミュニティのメンバー(エヌ、ゆうじろう、あーちゃん、Sustep、ジェイ)がサステナビリティに関する情報を発信中

各メンバーはそれぞれ、コンサルや事業会社、金融、メディア、サプライチェーン管理などさまざまな団体においてサステナビリティのお仕事をしています。

YouTube:https://www.youtube.com/channel/

Podcast:https://podcasts.apple.com/us/podcast/

ESGキャリアブックでは、ESGの用語や概要の解説、ESGに関するキャリアの事例を紹介しています。

ESGキャリアガイドブック:https://drive.google.com/file/d/1yh69gWFnKujTGcmp0MR8jb1QjaFmhjI8/view

【オフライン交流会】周年イベントをはじめ、今後も随時開催予定

出典:公式サイト(1周年リアルイベントの様子)

2022年5月に、コミュニティ発足1周年を記念したリアルイベントを開催。

(コミュニティメンバー約80名以上が参加)

2023年5月にも2周年を記念するイベントが開催されました。

2周年イベントについては記事の後半でその様子をレポートします。

コミュニティメンバーも増えつつある中、今後もさまざまなオフラインイベント開催を企画しています。

主要メンバー紹介

サステナブルコミュニティは下記メンバーを中心に活動しています。

代表理事:山路 祐一
大学卒業後、印刷会社とIR支援会社にて、統合報告書やサステナビリティレポートなど上場企業のレポーティングおよび非財務情報開示支援業務に11年従事。その後、製造業でのサステナビリティ推進業務を約5年経験し、現在もサービス業にてサステナビリティ推進業務を担当。2020年5月に任意団体サステナブルコミュニティを設立し、2023年5月一般社団法人サステナブルコミュニティ代表理事に就任。

 

代表理事:山本 梓
サプライチェーンにおけるサステナビリティリスクアセスメントの中でも主に人権
デューデリジェンスのプロセスをサポートするツールを提供しているSedexのJANZ(日本、オーストラリア、ニュージーランド)チームにて、Sedex会員の窓口業務をはじめ、日本におけるサービスローカリゼーション、コンテンツ改善、リサーチ、コミュニティ・エンゲージメントなどを担当。Sedex入社前は、安全認証機関においてコンシューマー製品の製品安全認証業務を担当後、評価企業にて企業のサステナビリティ評価業務に従事。

 

理事:田中 有紀子
エネルギー企業のサステナビリティ部門ESG推進担当。不動産系企業の商品開
発、営業管理に従事したのち、ITスタートアップの起業に参画。エンジニア、プ
リセールス、マーケティング、広報、経営企画を兼任し、創業より12年で東証プ
ライム(当時、一部)上場。執行役員マーケティング・コミュニケーション部部長に就任。SDGsやESG関連対応に取り組み始めるも、よりインパクトが大きい分野でサステナビリティに挑戦したいという思いが高まり、エネルギー企業に転身。

 

理事:加藤 貴大
大学卒業後、PwC Mexico International Business Centreにて日系企業への法人営
業 / アドバイザリー業務に携わる。帰国後、株式会社ウィズアクアを創業。一般社団法人CDP Worldwide-Japanを経て、社名をリクロマ株式会社に変更。気候変動領域における産業創造をミッションとし、気候変動に関する情報開示コンサルティング等を行う。

 

理事:安藤 光展
サステナビリティ・コンサルタント。一般社団法人サステナビリティコミュニ
ケーション協会・代表理事。専門は、サステナビリティ経営、ESG情報開示。
「日本のサステナビリティをアップデートする」をミッションとし、上場企業を中心にサステナビリティ経営支援を行う。日本企業のサステナビリティ経営推進、ESG情報開示支援、マテリアリティ特定支援、統合報告書の制作支援、レポート/サイトの第三者評価、など支援実績多数。著書は『未来ビジネス図解SX&SDGs』(エムディエヌコーポレーション)、『戦略的人的資本の開示 運用の実務』(日本能率協会マネジメントセンター)ほか多数。テレビ・新聞・週刊誌・雑誌などでサステナビリティについての取材対応・出演多数。講演実績は直近10年で100件以上。ネット系広告会社などを経て2008年に独立。以降複数の企業の立ち上げを経て、2016年より現職。2009年よりブログ『サステナビリティのその先へ』運営。

 

理事:杉本 淳
大学卒業後、SMBC日興証券、JPモルガン証券にて国内外の大型M&A・資金調達案件や、IR・コーポレートガバナンス周りでのアドバイザリー業務に従事。2019年9月にESG関連のスタートアップであるシェルパ・アンド・カンパニー株式会社を創業し、代表取締役に就任。ESG情報開示支援クラウド『SmartESG』やESG・サステナビリティ特化型オウンドメディア『ESG Journal Japan』を開発・提供。2021年に欧州EFFAS Certified ESG Analyst(CESGA)資格を取得。

 

理事:岡 望美
B Corp認証取得支援コンサルタント。外資系投資銀行、国内大手メーカーでの経営企画やマーケティング、政府系金融機関での調査業務、スタートアップでのサステナビリティ推進などに従事。幅広い経験と知見を活かし、日本の企業が国際企業認証であるB Corpを取得できるよう、伴走型の支援を行う。認証取得推進に加え、コンサルタントの養成、認知拡大に向けたイベント企画、講演や執筆などの活動にも従事。

 

理事:斉木 愛子
大学卒業後、国内外の証券会社にて債券セールス、プライベートバンカーとして勤務後フィンテック企業や業界団体にて広報・渉外業務に従事。2019年に独立し、ベンチャー企業を中心に広報・渉外支援に携わる。2020年にPRASにCFOとして参画し同年10月より取締役就任(現職)。2021年10月にESG視点のコミュニケーションコンサルティング会社であるパレスサイドコンサルティングを創業し代表取締役就任(現職)。2022年2月にファンドクリエーション社外取締役に就任(現職)。2022年12月にグロービスマネジメントスクール講師に就任(現職)。2023年2月にファンドクリエーショングループ(銘柄コード:3266)の社外取締役とビットバンク株式会社の社外取締役(監査等委員)に就任(現職)。2023年より東南アジアに拠点を移し、日本と二拠点で日本企業の支援にあたる。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000123380.html

 

コミュニティ発足のきっかけや想い、今後の展望について

サステナブルコミュニティ代表理事の山路祐一さんに

  • コミュニティ発足のきっかけ
  • コミュニティで達成したいこと
  • 今後の展望

についてお話を伺いました。

コミュニティ発足のきっかけ

GREEN NOTE編集部(以下、GN編集部):コミュニティ発足のきっかけはなんでしょうか?

山路祐一さん(以下、山路さん):コロナ前まではセミナーや勉強会などリアルな場で他社の担当者との交流を草の根で行ってきましたが、コロナを機にリアルな接点が無くなってしまいました。

他者との接点をつくる対応策としてSNSを活用したことが始まりであり、コミュニティ発足のきっかけは夜中の思い付きです。

担当者同士がカジュアルにつながるコミュニティが見つからず、だったら自分で立ち上げてみようと思い、不特定多数に呼び掛けました。

すると募集1か月で50人ほど集まってしまったため、「これはちゃんと運営せねばいかん」と謎の使命感が生まれて、21年5月にコミュニティとして立ち上がりました。

コミュニティで達成したいこと

GN編集部:コミュニティで達成したいことはなんですか?

山路さん:グローバルでサステナビリティ関係者が交流する「サステナビリティキャリアのネットワークインフラ」になることが達成したいことです。

例えば、サステナビリティ関連の求人票の応募資格の欄に”サスコミュのメンバーであること”といったようにこのコミュニティのメンバーであることが一定のステータスになれればいいなと考えています。

今後の展望

GN編集部:挑戦してみたいことなど、今後の展望はなんですか?

山路さん:現在は各種勉強会(TCFD・TNFD・人的資本など)、YouTubeによる音声配信、スタートアップ企業のアイデアソン、業界別人的交流などの活動を行っていますので、まずは現在のコミュニティメンバーのニーズに応える活動を安定的に行っていきたいと考えています。

挑戦してみたいことは、海外のサステナビリティ関連コミュニティとの連携や情報交換を行いたいです。

また、コミュニティメンバー同士のビジネスマッチングやコミュニティ内転職、キャリア開発支援、アカデミックとの共同研究、政策提言など中間支援組織的かつ活動主体者として様々な活動に取り組んでいきたいと考えています。

ただ、大事にしていることはメンバー一人ひとりのニーズに応えることはコミュニティ運営の基本姿勢としてブレないように意識しています。

サステナブルコミュニティ 2周年イベントレポート

サステナブルコミュニティ 2周年イベントが下記にて行われました。

■開催概要
開 催 日 時:5月20日(土)14:00-18:00
開 催 場 所:ミッドタウン八重洲ホール&カンファレンス
参加者数:100名以上

 

【レポート】イベントに参加してきました!

当日はGREEN NOTE編集部メンバーも参加させていただきました。

サステナビリティに対する共通の関心を持つネットワーキングの場として、集まった多くの参加者の方々と、意見交換や情報共有することができました!

本イベントには、下記スポンサーが参加しました。

■ゴールドスポンサー
・一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会(https://sustainability.or.jp/
・Believe Technology(https://www.believe-technology.com/

■シルバースポンサー
・Sphera(https://sphera.com/?lang=ja

■メディアスポンサー
・GREEN NOTE(当メディア:https://green-note.life/
・coki(https://coki.jp/
・ESG Journal(https://esgjournaljapan.com/

イベントの各参加者はグループごとに自己紹介を行い、その後、12社が1人3分のスピーチを通じて自社の活動やビジョンを紹介しました。

この「サスピーチ」は、参加者が自身のアイディアや取り組みを他の参加者と共有する絶好の機会となりました。

また、スポンサーセッションでは、Believe Technologyが排出量算定のスコープ1、2、3サポートセットについて説明。

次に、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会が自身の活動とビジョンについて紹介しました。

イベントは、それぞれの参加者が他の参加者との交流を深めるための交流会で締めくくられ、サステナビリティに興味を持つ多くの人々が一堂に会し、情報やアイデアを共有し、新たなつながりを作るための重要な場となりました。

サステナブルコミュニティの参加方法

サステナコミュニティは、下記URLから参加が可能です。

(参加費は無料ですが、オフライン交流等、運営維持に関する一部の費用負担が発生する場合がございます。)

▼サステナブルコミュニティ参加入会申し込みはこちら

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe3LOeQkxMA7bM6nyZYCxSbRiJKczfV3zGG7l7cPbAYv9XOFg/viewform

また、コミュニティに安心して参加していただく上で、下記項目が参加条件となります。

  • 実名登録(所属先の公開はご本人にてご判断)
  • ROM専NG:積極的な情報発信およびリプライをお願いしています
  • 自社サービスの紹介・宣伝はOK(プッシュ営業NG)

※一定期間活動がないメンバーには、参加ご意思を伺うことがあります。

まとめ

サステナブルコミュニティは、現役のサステナビリティ関係者だけでなく、いろんなバックグラウンドがある方が参加しているコミュニティです。

また、2030年にはグローバルに3000人のメンバーを目標とし、サステナビリティキャリアのネットワークを構築していくとのことで、今後の活動に期待が高まります。

サステナブルコミュニティに興味を持った方はぜひ下記URLから詳細をチェックの上、コミュニティにご参加ください。

▼サステナブルコミュニティとは
https://sustainablecom.notion.site/

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