エシカルライフ

サス活を楽しむコツとは?メリットやサス活をサポートするアプリも紹介

テレビやSNSでも「SDGs」をよく耳にするようになった現在、環境や社会に配慮した行動がより身近に感じるようになった方も多いのではないでしょうか。

このような中、注目を集めているのが「サス活」です。

今回は、社会貢献につながる「サス活」について解説します。

サス活をするメリットや具体例、サス活もポイ活も楽しめるアプリも紹介します。

今日からサス活のある暮らしをしてみませんか。

サス活とは

サス活とは、サステナブルな活動を略した言葉で、生活の中にサステナブルな行動を取り入れることを意味します。

サステナブルとは「持続可能な」という意味です。

近年では、持続可能な社会の実現のためにできる行動を表す言葉として使われています。

例えば、洋服を購入する場合、新品ではなく古着を買うことはサス活に当てはまります。

洋服を再利用することで、新たなエネルギーや資源を使う必要がなくなるからです。

このように、サス活は、生活の中で環境や社会を意識した行動だといえます。

サス活のメリット

では、なぜサス活が重視されているのでしょうか。サス活のメリットについて解説します。

環境保護につながる

サス活を積み重ねることは、環境保護に貢献します。

今、世界全体で、地球温暖化・大気汚染・海洋汚染・森林破壊・生物多様性の減少など、さまざまな環境問題が発生しています。

このままでは、数十年の間に約100万種の生き物が絶滅したり、2100年までに気温が約+3.2℃上昇したりすることが懸念されているのです。

環境問題の原因は、人間の社会的活動が大きく影響しています。

そのため、自然環境を守るために、一人ひとりの環境保護を意識した行動が大切です。

例えば、生活の中でゴミを削減することで、環境負荷を減らすことができます。

小さな行動の積み重ねが環境保護には欠かせません。

参考:環境省
参考:WWF|環境問題とは?地球の未来のために、知るべきこと

資源の節約になる

資源の浪費も大きな課題です。

サス活を実践すれば、限りある資源を有効活用することができます。

地球の環境容量をあらわす一例として「エコロジカル・フットプリント」をベースに現在の人類による資源の消費量を計算すると、地球1個分の生産量に対して、1.75個分を利用しています。

地球資源を0.75個分も使いすぎているのです。

エネルギーを再生可能エネルギーに変えたり、不用品を有効活動したりするサス活は、資源の節約に貢献しているといえます。

参考:WWF|環境問題とは?地球の未来のために、知るべきこと

SDGsに貢献する

サス活はSDGsにも深く関係しています。

SDGsは、持続可能な社会の実現を目指す目標です。

そのため、環境や社会を意識した活動は、SDGsの目標達成にもつながるのです。

参考:外務省|JAPAN SDGs Action Platform |SDGsとは

サス活を手軽に楽しむ!4ステップ

 

持続可能な社会の実現に欠かせないサス活は、具体的にどのようなことをしたらよいのでしょうか。

意識すべきポイントを4ステップにまとめました。

ステップ1:ゴミを減らす

なるべくゴミを出さないような行動が大切です。

一説によると、世界の廃棄物量は、2000年は約127億トンでしたが、2050年には約270億トンまで増加すると懸念されています。

また世界全体で生産される食料の3分の1は廃棄されているなど、フードロスの問題は深刻です。

そのため、普段から以下のようなごみを減らす意識を持つことが大切です。

  • マイボトルやマイバッグを持参してプラスチックごみを減らす
  • リサイクルやリユースに協力する
  • ものを長く使用する
  • 割引された食品を買ったり、残さず食べたりするなど、フードロスを削減する

ステップ2:二酸化炭素の排出を減らす

二酸化炭素の排出量増加は、地球温暖化や気候変動、自然災害などの原因になります。

2022年度の日本において、二酸化炭素は約10億8,500万トン排出・吸収されました。

2013年度比では22.9%(約3億2,210万トン)減少しましたが、今後日本政府は2013年度比で50%減少させることを目指しています。

サス活では「どうすれば、二酸化炭素の排出量の削減につながるのか」を意識することが大切です。

  • 移動手段に徒歩や自転車を活用する
  • 地産地消や国産を選ぶ
  • 代替肉を食べる

このように、二酸化炭素の排出量の削減に貢献する行動を選択しましょう。

参考:環境省|2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量について

ステップ3:エネルギーや資源を大切に使用する

当たり前のように使うエネルギーや資源にも、意識を向けることが大切です。

再生可能エネルギーを使用したり、節電・節水に協力したりすることが、持続可能な社会の実現につながります。

個人で再生可能エネルギーを使用する場合は、契約する電力会社を見直すことも有効です。

例えば「みんな電力」の家庭向け電力サービスでは、電気をつくる人・つかう人が再生可能エネルギーでつながるサービスを提供しています。

自宅にソーラーパネルを設置せずに、再生可能エネルギーを利用できます。

また「ハチドリ電力」では、二酸化炭素の排出ゼロの自然エネルギーのみを販売しています。

毎月、地球環境への貢献度も知らせてくれるのも魅力です。

参考:みんな電力
参考:ハチドリ電力

ステップ4:サステナブルなサービスや商品を購入して応援する

サステナブルなサービスや商品を購入することは、環境や社会に配慮した会社を応援することにつながります。

例えば、先ほど紹介した電力サービスを使用することも、その一つです。

このように環境や社会に配慮した消費活動は、エシカル消費といわれています。

エシカル消費を取り入れることも、サス活で重要なアクションです。

エシカル消費については以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:エシカル消費とは?商品を選ぶときのポイントやおすすめ通販サイトをご紹介

サス活をサポートするアプリ

もっと手軽に楽しくサス活をしたい方におすすめなのが、アプリを活用することです。

アプリを利用するだけで、社会貢献できます。

お得なポイントがたまったり、商品を安く買えたりする場合もあるため、ポイ活や節約をしたい方にもおすすめです。

今回は5つのアプリを紹介します。

Miles(マイルズ)

マイルズとは、毎日の移動や通勤・通学でマイルがたまるアプリです。

エコな移動手段であるほど、マイルの獲得数は高くなります。

ためたマイルは、ギフトカードや商品やサービスと交換できます。寄付することも可能です。

参考:マイルズ

moveco(ムブコ)

ムブコは、移動しながらマイルをためるアプリです。

日々の移動や行動で、環境にやさしい手段に切り替えると、より多くのマイルを獲得できます。

ためたマイルは、エコなギフトに交換することが可能です。

徒歩・自転車・電車・フェリー・バス・飛行機・車の7種類から移動手段を推定し、それによる二酸化炭素排出量をグラフ化します。

自分の移動履歴や、前月の移動に対して二酸化炭素排出量の増減を割合で表示したものを振り返ることができます。

アプリ内では、ヴィーガンのレストランなどエコなスポットを検索できます。

また、目的地までのエコな移動ルートも提案してくれる画期的なアプリです。

参考:moveco

Pirika(ピリカ)

ピリカは、ごみ拾いに特化したSNSです。

ごみ拾いの輪は、130カ国以上に広がっています。

  • ごみ拾いを記録・発信する
  • コメントや「ありがとう」を送りあえる
  • アプリ内で作成されたごみ拾いイベントに参加できる

このように、ごみ拾いを楽しく長く続けられる環境が整っています。

参考:ピリカ

TBETE(タベテ)

タベテは、フードシェアリングアプリです。

提携している飲食店で発生したフードロスになりそうな食事や食材を、利用者が購入できます。

お店からの「レスキュー依頼」を救う仕組みになっているため、楽しくフードロスに貢献できます。

登録料は不要で、決済もアプリ内ですべて完了します。

参考:TABETE

Ecosia(エコシア)

エコシアは、エコな検索エンジンです。

検索するほど、環境保護につながります。

他の検索エンジンのように広告収入を得ていますが、収益すべてを地球のために活用しています。

これまでに2億本以上の木を植えました。

参考:Ecosia

サス活をまずは無理なく始めよう

サス活とは、生活の中に環境や社会に配慮した行動を取り入れることです。

未来を考えた行動の積み重ねは、持続可能な社会の実現につながります。

社会貢献は大変そうと感じる方もいるかもしれません。

しかし「サステナブル」の名前の通り、無理なく続けられる行動が大切です。

難しく考えず、今の自分にできることからはじめてみましょう。

今回紹介したアプリも活用して、楽しくサス活に取り組んでみてください。

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GREEN NOTE編集部

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