吉川ひなのさんのSDGs活動とは?オーガニックで人と地球に優しい選択を
吉川ひなのさんは女優、ファッションモデル、タレントとして多岐にわたって活躍していました。
現在はオーガニック起業家として活躍されています。
再婚相手との妊娠・出産を機に2013年にハワイへ渡り、母親として3人のお子様を子育て中。
私生活をInstagramやYouTubeなどSNSでの発信を続けており、その美貌は今でも健在です。
オーガニックについてInstagramのアカウントでは「オーガニックを選ぶことは、地球や人々を幸せに健康にする社会貢献」と述べています。
ナチュラルコスメブランドやオーガニック素材の子供服ブランドの立ち上げ、サロン運営も行うなど環境問題へ立ち向かう活動を幅広く行なっています。
今回は吉川ひなのさんのSDGs活動について詳しく解説していきます。
吉川ひなのさんが行っているSDGs活動とは?
出典元:https://www.oricon.co.jp/news/2210226/full/
吉川ひなのさんはSDGsの17の目標の内の環境問題について、特に「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」「つくる責任つかう責任」などに対して力を入れて取り組んでいることが分かります。
企業家としての取り組みももちろん、個々でも様々な取り組みをしています。
そのうちの一つとして自身の食生活を85%ヴィーガン(菜食主義者) であると公言しています。
吉川ひなのさんはなぜヴィーガンを始めようと思ったのでしょか。
インタビューではヨガに一番ハマっていたとき、「思考からヨガ的に生きよう」とお肉を一切やめて、ほぼヴィーガンな食生活をしていたときっかけを話しています。
そして自分だけではなく2~3年前、家族全員でお肉を一切食べないという方針になったと述べています。
旦那様の協力もあり家族で食生活を変えているということですね。
以前から、犬や猫は可愛がるのに、豚や牛は食べる対象という種差別にモヤモヤしていたそうです。
動物は殺して食べるもの、そうでないもので分けるのでは良い環境、地球とは言えないとお話されていました。
また、人間が食べるための食用の動物を育てるためには大量の肥料や土地が必要です。
今後も世界の人口は増え続けていく中で肉を食べることは持続可能な食生活とは言い難いでしょう。
そのためにもSDGsの考えでもある持続可能な食生活を一人ひとりが選択していく必要があると吉川ひなのさんは訴えています。
また、コスメや服もオーガニックで地球に優しいものを多くの人に選択してほしいと、自身でファッションブランドも立ち上げました。
「地球に愛を、こどもに夢を。できることからはじめよう」というコンセプトのもと、オーガニックコットンの子ども服ブランド「Love the Earth blue」をスタート。
出典元:https://love-the-earth.jp/
「Love the Earth blue」では化学的に合成された肥料および農薬に頼るのではなく、太陽・水・土地・生物など自然の力を生かして生産された農林水産物や加工方法で制作されたコットンを使用しています。
食生活のこだわりでもあったように、吉川ひなのさんは地球に優しい素材の選択だけでなく製品ができるまでの過程も大切にしていることが分かります。SDGsの17の目標の中には「12つくる責任つかう責任」という目標があります。
近年では「ファストファッション」と呼ばれる流行の服を短期間で安価に大量に生産する方法が多く見受けられます。
しかしこれでは生産の過程で大量のエネルギーを使用するほか、排出される化学物質が環境汚染にも影響します。
反対に、SDGsの考え方と深い関係にあるファッションが 「エシカルファッション」です。
エシカルとは思いやり、道徳的などの意味を持ちます。
2004年に設立されたエシカルファッションの推進団体The Ethical Fashion Forumが以下のような基準をいくつか定めています。
- 地球環境に負担の少ない、オーガニック素材や自然素材などを使用していること
- 生産者に対して正しい労働環境が守られ、人や社会に思いやりのある生産過程であること
- 魅力的なデザインで、確かな品質であること
- 動物の権利を保護していること
このような基準のもと服を作ると必然的に消費者に提示する服の値段は上がり、手間もかかります。
そして自分達の利益を下げる方法をとるため吉川ひなのさんは自身のブランドの利益はほとんどない、むしろ赤字だと話します。
しかしそこから学ぶことの多さ、小さくても地球にできることをしたいと今後も続けていきたいと話します。素敵な活動ですね。
吉川ひなのさんがSDGsの活動を始めたきっかけ
吉川ひなのさんがSDGsを始めたきっかけは、7年前です。当時、ヨガにはまっていた吉川さんは、思考からヨガ的に生きようと思いお肉をほぼ食べないヴィーガンの食生活をしていました。その時のヨガの師匠は本気のヴィーガンでした。
「自分にされて嫌な事は他の命にもしたくない。」その師匠の考え方がとても好きで、吉川ひなのさんはお肉を食べたくなくなったそうです。
最初は夫に反対され、夫のように肉を食卓に出し、自分も少しは食べるという生活を送っていましたが2〜3年前から家族全員お肉を一切食べなくなっているそうです。
お肉を食べなくなったことで消化が楽だから体が軽く感じたり、豚や牛の性質を知ることで愛おしく感じたりしてメンタル面が良くなりました。
長女はお肉を食べるのをやめてから怖い夢を見なくなったり、夫は朝すっきり起きられるようになったり、体が軽くなってむやみにやたらと怒らなくなったそうです。
その後自身に子供ができたことで、子どもたちに綺麗な海、地球を残したいという思いがあったからだと話します。
自身のオーガニックコットンのブランドLove the Earth blueのホームページ内でもこのように述べています。
「娘が生まれてきて初めて自分のいなくなった後の世界を考えた。子どもたちと暮らしているこの楽しくて美しくて大好きな地球に、少しでも自分ができること。何かひとつでもオーガニックコットンを選ぶ、そのひとつひとつがいつのまにか大きく大きくなっていく。チョイスはいつだって自分たちの手の中にあるから、これからも少しずつ取り入れていきたい。Love the Earth blueの商品を通して、子どもたちに、地球に、みんなに愛が広がるといいな♡」
この言葉からもわかるように、我が子に綺麗な地球を残したい、そのためにオーガニックな製品を作り、沢山の人にその良さや大切さを知って欲しいという思いからSDGsの活動を始めたようです。
しかし実際の経営は難しいようで、コストや手間はかかりますがオーガニックの製品は完成までの過程で人や動物、環境を大切にしています。
ファストファッションのように今まで安いから、可愛いからと購入してきた商品が実は人や動物、環境を汚染し苦しめていたことを知ったことがオーガニック製品を作ろうと思ったきっかけだったようです。
私たちも「エシカルファッション」を意識して、大切なものを一つ選択することがSDGsの取り組みの一歩になるでしょう。
吉川ひなのさんが思うSDGsの目標
出典元:https://antenna.jp/articles/16162253
行き過ぎた畜産業で森は焼かれ、水は汚れ、地球は砂漠化していきます。
そのようなことを続けていき、人々が何も改善しない場合は、地球の気候変動を止められない臨海地点が訪れてしまいます。
毎日の生活でどんな製品をチョイスし、使っていくか。
一人一人の選択の中にオーガニックで作られた製品が増えていけば地球の未来は明るくなると話します。
未来の子どもたちへ綺麗な海、地球を残すこと、そのために持続可能な食生活、衣類の生産をみんなで行なっていくことが吉川ひなのさんが考える理想の未来です。
吉川ひなのさんのSDGs活動まとめ
最後に、吉川ひなのさんはその見た目の美しさだけでなく、SDGsの考え方と深い考えを持ち、地球のため幅広く活躍するなどその心までも美しいことが分かりました。
毎日食べている食べ物がどこでどのように、誰がどのように生産したものなのか、その過程は持続可能かどうか、毎日のチョイスがこれからの地球を少しずつ変えていくと話します。
私たちも小さな選択から考え、変えていかなければなりませんね。
吉川ひなのさんはInstagramやYouTube、ブランドの公式サイトなどで日々の活動を発信しています。
「私が幸せになるまで」という本でも自身のこれまでの考え方、生き方について語っています。
気になる方はこちらの本も是非チェックしてみてはどうでしょうか。今後も吉川ひなのさんの活躍に目が離せません。
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