エシカルライフ

大豆ミートとは?メリットとデメリットやおすすめレシピを紹介!

健康志向とともに、環境意識が高まる今、「大豆ミート」が注目されています。

しかし、「そもそも大豆ミートとは?」「メリットやデメリットは何か?」と疑問に思う方や、大豆ミートを買ってみたいものの、「レシピがわからない」という方もいるかもしれません。

この記事では、大豆ミートについて分かりやすく解説します。

さらに、おすすめのレシピや飲食店で食べられる大豆ミート商品も紹介しています。

大豆ミートがより身近に感じられると思います。

また、GREEN NOTE(グリーンノート)編集部メンバーで大豆ミートの食べ比べレビューをしました!

合わせて読んでみてください!

【実食レビュー】大豆ミート商品の10個を食べ比べてみた!

大豆ミートとは?

大豆ミートとは、大豆でできたお肉です。

大豆の油分を搾油し、加熱後に加圧、乾燥の工程を経て作られています。

以前まではビーガンやベジタリアンの方から「代替肉」「プラントベース食品」として選ばれていました。

しかし、最近では健康や環境意識が高まり、サステナブルフードとして注目を集めています。

関連記事:サステナブルフードの定義とは?種類や企業の取り組み事例を紹介

大豆ミートの種類

「大豆ミート」には、お肉のようにいくつか種類があります。

それぞれの特徴を解説していきます。

まず、大豆ミートは「乾燥タイプ」か「レトルトタイプ」に分かれています。

【乾燥タイプ】

乾燥タイプは、湯戻しが必要です。

水やお湯に浸し、水分を切ってから使います。

【レトルトタイプ】

レトルトタイプは、湯戻しがいりません。

そのまま調理できます。

さらに、「ミンチ」や「ブロック」など形も様々です。

ミンチはハンバーグに、ブロックは唐揚げになど、メニューに合わせて活用できます。

大豆ミートのメリットとデメリット

そもそも、どうして大豆ミートが注目されているのでしょうか。

その理由は、大豆ミートを食べると環境や健康面に大きなメリットがあるからです。

しかし、買う前にデメリットも知りたい方もいるのではないでしょうか。

前半は大豆ミートのメリットを、後半はデメリットについて解説します。

大豆ミートのメリット3つ

大豆ミートを食べるメリットは

  • 環境にやさしい
  • ヘルシー
  • 料理の時短になる

の3つです。

環境にやさしい

まずは、環境にやさしいことです。

代替肉の生産は家畜肉よりも貴重な資源を節約でき、温室効果ガスの排出も削減されます。

肉類は飼料の生産・輸送に伴うCO2排出や家畜の消化器からのメタン発生などの影響で、 環境への負荷が大きいとされています。

そのため、政府も2021年の「環境・循環型社会・生物多様性白書」で、環境負荷の低い代替肉を推奨しました。

エコな代替肉の普及は、持続可能な食料生産の実現を期待できます。

参照:環境省「令和3年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」

ヘルシー

2つ目は、ヘルシーなことです。

植物性由来の食品だから、以下の特徴が挙げられます。

  • お肉に比べて脂質が少ない
  • 高タンパク
  • 食物繊維が豊富

お肉を食べたいけど、ダイエットや健康管理もがんばりたいという方の味方であるといえます。

お肉の味わいが全く同じとは言えませんが、似た食感や満足感を味わえます。

料理の時短になる

3つ目は、料理の時短になることです。

大豆ミートは湯戻しする手間はありますが、加熱時間がお肉より圧倒的に短いです。

実際に、麻婆茄子を作った時もパッと火を通せばいいので、全体の料理時間が短くなったと感じました!

全体に火が通るまで、しっかり炒めたり煮込んだりする必要がありません。

特に気温が高い時期や急いでいる時には嬉しいメリットです。

大豆ミートのデメリット3つ

では、大豆ミートの3大デメリットも確認しておきましょう。

  • 値段が割高
  • 売り場に迷うことがある
  • 苦手意識がある人が多い

値段が割高

1つ目は、値段が割高であることです。

インターネットで検索すると、100gあたり250〜300円くらいが多かったです。

初めて買う時に、値段が割高だと手を出しにくいですよね。

「お肉の方が安いなら、お肉がいい」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。

以前よりは知名度は高まっていますが、需要がまだそこまで高いため、価格を下げられない現状です。

さらに大豆ミートを選ぶ方が増えれば、値段が下がることも期待できるのではないでしょうか。

売り場に迷うことがある

2つ目は、大豆ミートの売り場に迷ってしまうことです。

大豆ミートを買ってみようと思ったものの、見つけられなかったという声をたまに聞きます。

スーパーマーケットによって、「精肉」「豆腐など大豆加工食品」「乾物・レトルト」など、置かれている場所が違っているようです。

そのため、買いたいけどスムーズに買えないという課題がまだ残っています。

しかし最近では、オンラインショップで購入できるものもあります。

迷ったら、インターネットで検索してするのもおすすめです。

苦手意識がある人が多い

3つ目は、大豆ミートに苦手意識がある方が多いことです。

お肉の美味しさを知っているからこそ、大豆ミートの味や食感に違いを感じる方もいるのではないでしょうか。

お肉と全く同じものを求めることは難しいかもしれません。

私自身も最初食べた時は、初めての味に戸惑ってしまいました。

けれども、新しい選択肢として受け入れ、調理を工夫しているうちに、大豆ミートの魅力を感じられるようになりました。

もしかしたら、食わず嫌いの方もいるかもしれません。

しかし最近の大豆ミートはどんどん食べやすいように改良されているので、一度実験感覚でトライしてみてはいかがでしょうか。

それでも、抵抗がある方は飲食店にある大豆ミート商品に挑戦してみるのがおすすめです。

企業が取り組む大豆ミート商品4つを紹介

では、実際にどんなメニューが飲食店で提供されているのでしょうか。

企業が取り組む「大豆ミート商品」を以下にまとめました。

モスバーガー「ソイモス野菜バーガー」

モス野菜バーガーに使用している鶏肉を使用したパティを、大豆ミートで作った「ソイパティ」に変えています。

「タンパク質はしっかり摂りたいけど、脂肪は抑えたい」という声に応えられるように試行錯誤をして作り上げたそうです。

「おいしい野菜をたくさん食べてほしい」というモスバーガーの想いがこもった商品といえます。

参照:モスバーガー「ソイモス野菜バーガー」

ドトール「全粒粉サンド大豆ミート~柚子胡椒豆乳ソース~」

大豆ミートで作ったハンバーグを使用したサンドです。

お肉を食べているような味わいに仕上げています。

さわやかな辛味がポイントの柚子胡椒豆乳ソースとの相性もばっちり。

全粒粉入りのパンと大豆ミートのハンバーグの組み合わせなので、よりヘルシーさが増しています。

参照:ドトール「全粒粉サンド大豆ミート」

焼肉ライク

焼肉ライクでは、2020年10月から一部店舗で代替え肉のカルビの販売を開始しました。

想像以上の反響により2020年12月には全店舗で食べられるようになりました。

これは「NEXTカルビ」の開発元・ネクストミーツ株式会社が開発したもので、よりお肉の味わいを楽しむために、食感やサイズ、味づけにこだわっています。

焼肉なのに肉ではないのは衝撃ですが、焼肉の楽しみ方の幅も広がっていくのは楽しみですよね。

参照:焼肉ライク「焼肉用代替肉「NEXTカルビ」がバージョンアップして1月18日から全店舗で展開」

イオントップバリュ「大豆からつくったハンバーグ」

最近では、大豆ミート関連の冷凍食品も増えています。

イオントップバリュは「大豆からつくったハンバーグ 柚子おろしソース」を販売中です。

「大豆とは思えない」「満足のボリューム感」「冷凍保存できるからありがたい」など、高評価の声が多くありました。

手軽に自宅で大豆ミート商品を食べられるのが魅力です。

参照:イオントップバリュ「大豆からつくったハンバーグ 柚子おろしソース」

大豆ミート10商品を食べ比べ!

前述で紹介した商品も含め、日本国内で販売されている大豆ミート商品10個を食べ比べレビューしました。

気になる方はぜひ下記記事もチェックしてみてください。

関連記事:【実食レビュー】大豆ミート商品の10個を食べ比べてみた!

初心者の方にもおすすめな大豆ミート「Soycle(ソイクル)」

発芽大豆を丸ごと使った「Soycle(ソイクル)」は、お肉に引けを取らない「うま味と栄養価の高い」大豆ミートです。

インスタで紹介しているレシピを参考にアレンジも可能。

カラダと環境にやさしい商品なのでぜひチェックしてみてください。

公式サイト:https://soycle.com/

大豆ミートのレシピ

大豆ミートを食卓に出したいけれど、食べ方や調理方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、マルコメが紹介する大豆ミートレシピを紹介します。

ハンバーグ

最初に紹介するレシピは、ミンチタイプの大豆ミート、玉ねぎやパン粉などを使った「ハンバーグ」です。

具材や調味料は通常のハンバーグとほぼ同じですが、ひと工夫を加えていました。

それは、つなぎとして「すりおろしたレンコン」を使うことです。

まとまりやすくなるだけでなく、食物繊維が豊富なのでよりヘルシーに仕上がります。

詳しい作り方はこちら

から揚げ

次はから揚げです。

まずは、ブロックタイプの大豆ミートに醤油や料理酒、生姜やニンニクなどを使って味を染み込ませます。

それから、少ない油でさっと揚げます。

生肉ではないため、火の通りが早く、油汚れも少ないのが嬉しいポイントです。

詳しい作り方はこちら

ミートソース

3つ目はミートソースです。

ミンチタイプの大豆ミートと、トマトソースやブイヨンを使えば、簡単に作れます。

乾燥タイプの大豆ミートでも、調味料や細かくカットしたなすと一緒に煮込めば、湯戻し不要で完成するので時短調理ができます。

味付きのトマトソースがあれば、さらに簡単にできるので忙しい時にぴったりです。

詳しい作り方はこちら

まとめ

今回は、話題の「大豆ミート」について詳しく解説しました。

大豆ミートは持続可能な社会には不可欠な食材です。

美味しく食べながら、環境にやさしい自分でいられるのは何よりの魅力です。

大豆ミートにはエコなメリットはありますが、まだ解決すべきデメリットもあることも分かりました。

問題解決に向けて、まずは、大豆ミートを選択することへのハードルを下げることが求められています。

苦手意識がある方も、今回紹介したおすすめレシピや飲食店の大豆ミートメニューにトライしてみてはいかがでしょうか。

大豆ミートの可能性が広がることは、食の楽しみが広がることにきっと繋がるはずです。

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