格差・貧困・人権

3億人以上が学校に通えていない現実|SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」

今回は、SDGsの目標のひとつである目標4「質の高い教育をみんなに」についてご紹介します。

ご紹介の前に、最近多くのメディアで取り上げられ、企業の取り組みも増えてきている「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。

この言葉の意味や背景を理解できていますでしょうか。

持続可能な世界を築くための開発目標(SDGs)について

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」と呼ばれています。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

引用元:外務省「SDGsとは?」

2015年9月の国連サミットで採択され、2030年までに持続可能な世界を築くために目指している国際目標として設定されました。

SDGsは、17の目標と169のターゲットで構成され、今この地球に暮らす世界の人々に起こっている貧困や社会的格差、環境破壊などの問題を解決するために掲げられています。

関連記事:SDGsとは何かわかりやすく解説!3つの取り組み事例を紹介

目標4「質の高い教育をみんなに」

SDGsには17の目標と169のターゲットがあります。

今回は、その中の目標4「質の高い教育をみんなに」についてご紹介します。

ターゲットとは目標の内容をより細かく説明したもので、目標を達成するために、内容をより具体的にしたものです。

以下が、目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットです。

4-1 2030年までに、男の子も女の子も、すべての子どもが、しっかり学ぶことのできる、公平で質の高い教育を無料で受け、小学校と中学校を卒業できるようにする。
4-2 2030年までに、すべての子どもが、幼稚園や保育園にかよったりして、小学校にあがるための準備ができるようにする。
4-3 2030年までに、すべての人が、男女の区別なく、無理なく払える費用で、技術や職業に関する教育や、大学をふくめた高等教育を受けられるようにする。
4-4 2030年までに、はたらきがいのある人間らしい仕事についたり、新しく会社をおこしたりできるように、仕事に関係する技術や能力をそなえた若者やおとなをたくさん増やす。
4-5 2030年までに、教育のなかでの男女の差別をなくす。障がいがあったり、先住民族だったり、特にきびしいくらしを強いられている子どもでも、あらゆる段階の教育や、職業訓練を受けることができるようにする。
4-6 2030年までに、すべての若者や大半のおとなが、男女ともに、読み書きや計算ができるようにする。
4-7 2030年までに、教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする。そのために、たとえば、持続可能な社会をつくるための教育や、持続可能な生活のしかた、人権や男女の平等、平和や暴力を使わないこと、世界市民としての意識、さまざまな文化があることなどを理解できる教育をすすめる。
4-a 子どものこと、障がいや男女の差などをよく考えて、学校の施設を作ったり、なおしたりし、すべての人に、安全で、暴力のない、だれも取り残されないような学習のための環境をとどける。
4-b 2020年までに、開発途上国、特に最も開発が遅れている国、島国やアフリカの国などの人が、先進国や他の国で、職業訓練、情報通信技術、科学技術のプログラムなどの高等教育を受けるための奨学金の数を世界的にたくさん増やす。
4-c 2030年までに、開発途上国、特に開発が遅れている国や島国で、学校の先生の研修のための国際協力などを通じて、知識や経験のある先生の数をたくさん増やす。

4-1、4-2など数字のターゲットは具体的な達成目標を示し、4-a、4-bなどアルファベットのターゲットは課題の達成を実現するための手段を表しています。

引用元:4.質の高い教育をみんなに | SDGsクラブ | 日本ユニセフ協会(ユニセフ日本委員会)

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」は、「すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」というテーマを掲げています。

目標4は、世界中の人々が平等に質の高い教育を受けることができるような社会を目指したものなのです。

参照:国連開発計画駐日代表事務所

世界の教育現場で、起きている現状

日本は義務教育ということもあり、多くの人が学校に通うことができ、世界的にみても高水準と言われています。

しかし、世界の学校に通えていない5歳から17歳の子どもの数は3億3000万人以上と言われています。

参照: 世界の就学状況報告書発表 学校に通っていない子ども3億300万人

教育は、子どもだけでなく、大人にも必要です。

今世界に読み書きができない15歳から24歳の人が何人いるでしょうか。

実は、10人に3人の5,900万人が読み書きができないと言われています。

参照:紛争地・被災地の教育:読み書きができない若者10人に3人

教育の問題は、命に関わる

例えば病気になってしまった際、薬を飲むことで治る状況でも、「薬」と書いてあるものを選べ、何錠飲めべばよいのか正しい服用方法などを理解することができなければ、その方は亡くなってしまうかもしれません。

教育が行き届いていないということは、計算もできません。

買い物に行っても、計算ができず、おつりを誤魔化されたりといった被害を被る事もあります。

安心な日常生活を送れず、能力を求められる仕事にも就けません。

能力を求められる仕事にも就けないということは、収入が上がらず、満足いく生活を送れないという状況に陥ってしまう可能性もあります。

そして、そのような生活を強いられた子どもは教育を受けることができなくなるといった形で負のループから抜け出せなくなってしまいます。

教育を受けることができない理由に環境が整備されていないことが挙げられます。

お金が払えない、先生になる方法がなく、先生が学校にくることができない。

学校はあっても、教材が足りないなどの状況があります。

環境以外にも、お金がないため生活をするために働かなくてはならないから、戦争や紛争が起きていて、生きることに必死だからなどのさまざまな理由で教育を受けられない人が多く存在しています。

世界の人々が教育で受けるために私たちができること

そんな世界で困っている人を助けるために、私たちは何ができるでしょうか。

今、世界の教育現場の環境を整えようとする企業や団体が増えています。

そんな方達へ寄付をするのも私たちができることのひとつです。

教育の問題を解決するには、先生の数や教材の供給などの環境面や子どもが働かなくてよい働き手の課題など多くのことが関係しています。

そのような課題をさまざまな面からアプローチしている 企業や団体を応援することで、少しずつ解決の道へ進んでいきます。

実際に教育の格差が如実に起きてしまっている国や地域に足を運ぶことも大切です。

実際に訪れ、そこで起きていることを肌で感じてみてください。

感じてみて、自分にできることを探し始める方法も良いでしょう。

そして、引き続き問題に興味を持ち、知り続けることも立派な取り組みだと思います。

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